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アゲハチョウを飼育するのが好き

4月に入りアゲハチョウがひらひらと飛んでいるのを何度か見かけて、春の訪れを感じました。寒い冬が昔から苦手なので、暖かな春が来ると本当に嬉しいです。アゲハチョウはまさに春を告げる象徴ですね。

私は3年くらい前からアゲハチョウを卵から育てて羽化させているのですが、今回はアゲハチョウの飼育について自分なりにまとめてみました。

※虫の写真を載せていますので苦手な方は注意してください。

①卵〜幼虫期

アゲハチョウが卵を産みに訪れています

私の家のベランダには小さなレモンの苗があり、葉に小さな卵が産み付けられていることがあります。運が良いと産卵するアゲハチョウの様子も室内から見ることができます。

農家さんにとっては害虫ともいえるアゲハチョウの幼虫は私にとっては唯一のペットみたいな感じで、卵を見つけるととても嬉しくなります・・。特に終齢幼虫(蛹になる直前の青虫)ってハムスターみたいだと思いながら飼うと本当に愛玩動物みたいで愛着が湧いてしまいます。

日に日に大きくなる幼虫

最初は黄色かった卵がだんだん黒くなってくると、ちっちゃい幼虫が産まれてきます。柔らかい若葉を食べながら脱皮を繰り返し、だんだん幼虫は大きくなります。しばらくすると鳥の糞みたいな見た目になるんですが、本物の糞かと思ってゲッとなるくらいリアルです。アゲハチョウ、擬態がすごくて賢い。


②終齢幼虫

緑色の幼虫(終齢幼虫)の時期が一番食欲が凄まじく、葉を消費してしまいます。自宅のレモンの木は小さいため、葉を食べ尽くされると困る・・という時はメルカリでレモンの葉を購入しています。なるべく新鮮な葉が良いので、近隣の県から出品されている物を購入しています。出品してくださる方に感謝。

あんよが可愛い青虫

たまに静かな部屋でボーッとしていると何処からかプチプチ・・みたいな音がしてきて、何だと思い音を辿ると幼虫が葉を食べる音でした。葉を食む音は私的にかなり癒される音です。

そして蛹になる直前はべちゃべちゃの糞をしたり、レモンの葉から離れようとしたり忙しなく動き回ったりするので割と飼い慣れてくると蛹になるタイミングが分かってきます。


③蛹ポットについて

ちなみに蛹になった後で蛹が床に落ちてしまったり、またはそんな所で蛹になると困る・・となることがあります。そういう時には蛹ポットを手作りします。私のお手製蛹ポットはかなり適当なので、ネットで検索すると作ってる方がたくさんいらっしゃるので是非そちらを参考にしてください。

羽化の邪魔にならないようなるべく浅く作るのがポイント


④寄生虫許すまじ・・

蛹になると絶対に室内からは出してはいけません・・。外に出すとちゃんと羽化できなくなる可能性が高くなるからです・・。一度大切に育てたぶりぶりと太った幼虫が蛹になりそうな時にベランダに逃がしたことがありました。そのままレモンの木によじ登り無事に蛹になったのですが、数日後にその子に何か・・黒い・・点のような物が・・。よく見ると胡麻粒くらいの小さな羽虫でした。追い払っても追い払っても何回もやって来ては蛹に止まります。レモンの木にネットを被せてもすり抜けるくらいに小さい羽虫。嫌な予感がしてネットで調べるとどうやら寄生蜂っぽい・・。

うっすらと刺された跡が見えます・・

この蛹は結局寄生されてしまい羽化することができませんでした。本当に許せなくてそして自分のせいで死んでしまったことが悲しすぎて、謝りながらレモンの木の土の中に埋めました・・。無知でごめんね、来世でまた会おう。


⑤羽化から旅立つまで

羽化する数日前くらいから、だんだん蛹の色が黒く変色してきます。羽の色が透けているらしいのですが、あんな大きなアゲハチョウがこの小さな蛹に収まってるとは思えなくていつも不思議です。

羽化はだいたい早朝〜昼が多いかな? 未だに羽化に立ち会ったことがなくて、気付いたら蛹から出て羽を乾かしたりしています。今年こそ羽化の瞬間を見たいな。

羽化したアゲハチョウを見るのが至福の時間

今まで育てたアゲハチョウ達はちゃんと羽も綺麗で無事に全員旅立つことができたのですが、羽化に失敗して飛び立てずに死んでしまう個体もあるらしいですね。最後の最後で飛び立てないのはとても可哀想なので、羽化しやすい環境をしっかりと準備しておきましょう。そして羽化した直後、邪魔をしないように触らず静かに見守りましょう。


⑥アゲハチョウ専用飼育ケースについて

これまで自分なりにアゲハチョウを飼育してきて、ちゃんとしたアゲハチョウ専用飼育ケースが欲しいなと思うようになりました。今までは新聞紙を床に敷き、その上にレモンの葉を入れたペットボトルを置いて幼虫を飼っていました。(ワイルド飼い)

蛹になる直前はあちこちを動き回る為、過去に2匹ほど部屋のどこかで蛹になってしまい探し回ったことがありました・・。1匹だけどうしても探しきれず、数日後にその個体が羽化して部屋の中を飛んでた・・なんてことがありました。

飼育ケースはできれば木製で・・部屋にも馴染むような・・糞の処理も簡単にできるような・・と要望を書き出し、ネットで検索したものを参考にしつつ設計図?を描いたりしてみました。

細かいネットで全体を覆うつもりです


あとは私の野望としてアゲハチョウ以外にもカラスアゲハやオオスカシバなんかの他の蝶や蛾も羽化させてみたいと思っています。更に小さな自分用の温室もいつか作りたいな・・虫達のご飯用の花とか苗木を植えたりして蝶を放し飼いにするのが夢です。

とりあえずはこの専用飼育ケースを6月くらいまでに完成させるのを目標に頑張ります!また完成したらお披露目します。

ここまでお読み下さりありがとうございましたεïзꔛ

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