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2018.12.4日記「どこかにある完璧な"良い"」

朝:ウイダーインゼリー(ビタミンのやつ)

昼:サラダとサラダチキンとタンスティックとおにぎり(鯖)

夜:ラーメン、餃子、抹茶シュークリーム、チーズ

この日、本当に何もなかった。無。

正確に言えば普通にお仕事をやったり日記を書いたり友達と電話をして婚活パーティについて調べていたりぽっちゃりな女の子限定という婚活パーティを見つけたりそれについてわいわい盛り上がったり即日その婚活パーティの予約をしたりしたものの、何もなし。

何もないったら何もない。私にとってこの状態は昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらない平穏なものなのである。

友達に誘われて仕方なく婚活パーティに出るんです……と言い訳をしたいものの、正直なところ私も日々社会からの同調圧力や這い寄るさみしさに耐えかねて「うぐぅ、どうして私は、うう、ぐうううう。このまま人生……私、どうして、こんな人生になってしまったのだ……人生……」と呻く夜も増えてきた。

私には治療が必要なのである。治療なので仕方がないのである。治療としての婚活パーティ。

しかしながら果たしてぽっちゃりな女の子限定の婚活パーティが治療になるのであろうか、という根源的な疑問が脳裏に浮かぶ。それについて私は意識的に無視することにします。なぜなら大人は都合の悪いものを見て見ぬふりをするので。

あと私の性癖が歪んでいるというお話をすると、友達は「あ、そっか……ははは……」とあからさまな苦笑いをしていた。せめてその態度をうまいこと隠してくれ。

このお話はこれにておわり。どうせ婚活パーティに行った日の日記はもっと死にたい日記になるので。

ワールドトリガー19巻、ドリフターズ6巻、呪術廻戦0巻を買う。それと某所で紹介されていた「このかけがえのない地獄」も買った。

短編集で、一冊に五編入っている。中でも「4番目のヒロイン」という作品が面白かった。メタフィクションかつ百合要素があるためイコールで最高となる。絵も可愛らしいのもよい。良いのである。

最近「良い」という感想をよく書くのだが、やはり困ることが多少なりともある。良いものは理屈抜きに良く、それを言語化するのが難しい場合が多いためである。

四苦八苦しながらもどうにか"良い"を言語化してはいるものの、私というフィルターを挟んだ分良さが霧散している気がする。本当はもっと面白いはずなのに。

物語などでも構想は良いのに文章化したらチープに感じてしまうことがある。最高の状態にある私の脳内の"良い"を如何にして劣化させずに世界に降ろすのか、その辺りが技術なのだろう。私は技術が欲しい。

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