空手が上達するために必要な簡単な心構え

※この記事は空手を習っている子どもの保護者の方へ是非読んでいただきたい内容です。

「継続は力なり」

簡単なことですが、子どもがそのような気持ちやモチベーションを維持し続けるには漠然としています。わたしが実際に指導をおこなっている、「空手が上達するために必要な心構え」をお伝えします。

「非常に簡単な」目標設定をおこなう

空手をはじめたばかりの子どもは覚えることがたくさんありますので、何でも完璧にこなそうとすればするほどやる気を失ってしまいます。保護者の方もたたみかけるように子どもをしかりつけていてはなかなか上達しません。

子どもが上達しない原因は漠然とした目標設定にありますので、稽古の前に「非常に簡単な」目標設定を親子で決めておきましょう。

目標設定の例)

・大きな声で稽古をする

・無駄なおしゃべりをしない

・腕立て伏せや腹筋を前回の稽古より一回でも多くする

・突き(パンチ)が上手になるように頑張る

・蹴り(キック)が上手になるように頑張る

・泣かない(ようにする)

など


稽古が終わったあとの振り返り


稽古が終わったあとは、上記で設定した目標設定が達成できていたかを、ぜひ親子で話し合ってください。ここで重要なのは、完璧にできていなくても子どもが「やろうとしていたか」という姿勢を見極めることが重要です。子どもは頑張っていたつもりでも親の視点ではできていないという評価のズレはモチベーションを下げてしまう原因となります。(難しいですね、大人も非常に考える作業が多いです。


1年後・2年後の姿を想像しましょう。


このような小さな目標設定を積み上げていくと、1年後・2年後の子どもはどのような姿になっているでしょうか?

1週間に2回の稽古をおこなったと仮定して、

1か月だと8回(ざっくり4週計算です。)

1年だと8回 × 12か月で96回の小さな目標達成を遂げることになります。

体調面やその日の気分を考慮して全ての稽古で目標達成ができなくても、その半分である50回の目標達成ができただけでも、かなりの自信になると思います。


日常生活にも応用できる


このような小さな目標設定は、「お片付け」や「宿題」など日常生活でも十分に応用できます。親子で工夫して小さな目標設定を達成する習慣をつけていくと、親子関係も良好になりますのでおすすめです。

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