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心地よさがあるから旅を続けられる

僕は『移ろい』が大好きで、色んなところへ旅をしながら、心豊かに過ごしたいと思っている。

・・・ところで、なぜ旅をすると心が豊かになるのだろう?

思いを巡らせてみようと思う。

***

四季の移ろいや、夕暮れ時の空の移ろい。

砂浜に打ち寄せる波の移ろいや、ゆらゆらと水面に映る太陽や雲の移ろい。

そして、風景だけでなく人の気持ち(情)も移ろいゆくもの。

ネガティブな心情がポジティブな状態へと移ろう時や、暗い表情が明るい表情へと移ろう時。

こういった情動が好きだからこそ、色んな立場に置かれた人の気持ちを知りたいし、可能な限り寄り添いたいし、時には笑わせるようなことをして場を和ませ、明るい表情を誘いたい。

(その実は、ほとんどスベるのだけれど・・・)

水のように、周りの環境が移ろうのを眺めながら待つのも好きだし、風のように、自ら動いて移ろいを巻き起こすのも好きなんよね。

僕の人生の目的は、こうした移ろいを探し求めて、世の中を旅し続けることだと感じている。

・・・「旅をしたい」と聞くと、常に動き回って定住しないイメージもある。

けれど僕は、居心地の良い場所に腰を据えながら、周囲の移ろいを待ちつつ、時に自ら行動を起こし世の中を移ろいで行きたい。

フーテンの寅さんのように、定まった住所や職を持たずに旅をしたいわけではなくて…

居心地のよい場所から一歩一歩と気楽に旅を続け、世の移ろいを楽しみたいんよね。

安全バーをしっかりとはめながら冒険を楽しむジェットコースターのように、日々の仕事を堅実かつ着実にこなしつつ、その安定を波止場にして、時に広大な海へと旅立ちたいんだ。

僕にとってその職場に必要なものは、「その仕事を好きかどうか?」ではなく、「誰と働くのが楽しいか?」という”居心地のよさ”。

日々仕事を続けていれば好きになれる要素はだんだんと見つかるものだけれど、働く上で一番ツライのは「環境に馴染めないこと」だと僕は思っている。

つまるところ、それは『心地よさ』なんよね。

この心地よさを土台にして、移ろいを感じる旅を続けたい。

・・・そしてこれは「楽をすること」に通ずるのだけれど、楽な道をゆるゆるっと選んで行くわけではない。

居心地のよい場所を安全基地にして、気楽な旅を続けるためには、時にふんばらなければいけない時もあるんよね。

目先の容易さを取りに行って易きに流されてしまったら、後々に必ず楽をできない状況がやってきて、ますます大変なおもいをするはずだ。

それだと「楽をし続けること」はできないから、たとえ嫌なことでも、そこに楽しさを見出して、ふんばっていくんよ。

楽しい!と感じている間にふんばった方が学習する効率がいいから、合理的かつ感覚的に、「楽をするためにはどうすべきか?」を僕は判断しているんよね。

これを続けることで、様々な移ろいを感じながら、人生をゆるっと旅していきたいな…

さらには、もしも自分だけが幸せで周りの人が哀しんでいたら、自分の居心地がよくないから、自分に余裕がある時には、心の距離が近い人へ日頃から温かさを注いでいきたいんよね。

いずれ心に冷たさがやってきた時に、他者を頼って自然と混ざりあい、巡り逢えるように。

・・・そしていつかは、自分だけでなく家族一人一人が心地よく居られるような、そんな家庭を育むことを夢見ているんよ。

かつての僕が、田舎から上京して自分の居場所を探し求めたことも、帰郷して家族の絆を深め直そうとしたことも、岡山で新たな生活の基盤を築こうとしていることも、すべてここへ繋がっている。

僕が夢見る家庭は…

家族みんなで一丸となって旅をすることがあってもいいし、家族それぞれが自らの旅に出るために、いつでも帰ってこられる安全基地として家庭を必要とすることもあるような、そんなイメージだ。

それぞれの好きな道を尊重しあいながら、スキが重なった時には共に歩みを進めて、道に迷った時にはお互いが道しるべとなるような、そんな旅を一緒にしたいんよね。

互いの『移ろい』を肯定して、自らが変わっていくことを受容し、日常を楽しみながら、他者と共にやわらかく移ろいで行きたいんよ。

・・・僕ら人間は、人と人の間を生きている間柄的存在だ。

旅を通じて自然と移ろいながら、巡り逢い、互いを受け入れていくからこそ、心が豊かになっていくんだと思う。

だからこそ、愛を持って心豊かに生きよう。

・・・読んで頂きありがとうございました(*^^*)

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【軟水のたそがれ】
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