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僕が発信を続ける意味とは・・・

Twitterを中心に自分のことを発信し続けて、2〜3年が経った。今ではこうしてnoteもつらつらと書いている。

僕が発信を続ける意味とは、いったい何だろう?

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そこには当然「この気持ち、分かってくれー!」という自己顕示欲がある。

それと同時に、自分の言葉が誰かの心へ染み込んだと感じた瞬間にたまらなく嬉しくなるような、貢献心を満たしたいという欲求もあるだろう。

・・・ただし、僕は目立つことがあまり好きじゃない。

「色んな人から注目を浴びて影響力を高めたい」というよりも、「密かにひっそりと関係を深めたい」という気持ちの方が強いんよね。

街ナカでひっそりと佇む隠れ家居酒屋のように、周りへ簡単にペラペラと教えたくならないような、大切な人だけを紹介したくなるような、そんな存在でいたい、と思っているんよ。

・・・そして僕は、今までずっと「写真を撮られる」のが苦手だった。

ずーっと避けてきた。

今でも、どんな表情をしたらいいのか、どんなポーズをしたら自分らしいのか、まったく分からない。

それは自分の見た目に自信がなかったのもあるし、周りからの視線を必要以上に感じ取ってしまって、頭が真っ白になるからだ。

・・・あれは、中学1年生の初夏、中学に入って初めてのプール授業。

当たり前のように上半身裸になるけれど、僕はとても躊躇して、オドオドしていた。

それは、胸元と肩に火傷の傷跡があるからだ。

小学校は6年間の付き合いもあって、「唐澤は火傷の傷があるやつだ」と周知されていたし、僕も気にならなかった。

しかし中学に入って生徒数も格段に増え、周りは自分のことを知らない人ばかり。

プールの授業をすべてサボるわけにもいかず、プールサイドに行くまではタオルを肩にかけて隠して、、、

いざそれを外して、準備運動を始めた時に僕が感じたことは、「嫌われちゃう・・・」という気持ちだったのを、今でもよく覚えている。

周りの生徒からすれば「あの傷はなんだ?」という、純粋な興味や疑問だったのかもしれない。

だけど思春期真っ只中で、これから中学での立ち位置が決まるという大事な時期においては、「これ以上見られたくない、隠したい・・・」という気持ちが僕の中で圧倒した。

その日から大学4年生になるまで傷跡の悩みを隠し続けていたから、「人に見られること」に対して過敏になってしまったんだと思う。

・・・さて。

今の僕はというと、相変わらず写真写りが悪いし、どんな表情をしたらいいのかまったく分からない。

目立ちたいとも思わない。

だけど「写真を撮ってもらいたい」という気持ちが、しっとりと芽生えてきたんよね。

それは、今では身につけたい服やマスクがあるからだし、応援したい人がいるからだ。

自分が目立つことで誰かの力になれるのが嬉しいし、純粋に、好きなモノを身につけると気分がアガるから、撮ってほしいなという気持ちが高まるんよね。

それを作ってくれた人、デザインしてくれた人のことが好きだし、「何を思い、誰を想ったか」という思想を汲み取ることができた時に、何か大切なことを共有できたような気持ちになるんよ。

それが、ホントに嬉しい。

もちろん、応援したい気持ちに加えて「今回はカッコよく撮れたなー!ねぇねぇ見てみてー!」という自己顕示欲も、ちゃっかりひっそりと込めているよ。

カッコよくない自分よりも、カッコいい自分の方が好きだしね。

・・・さいごに。

人はどうしたって自分のことが大切だから、自分を依怙贔屓してしまう。

それはそれで、いいんよ。

けれど、その本能に抗って大切な人のために苦手なことに挑戦してみたり、得意なことをさらに伸ばしてみたり、、、

「誰かのため」がないと、人はダメになってしまうと思うんよね。

自分だけで完結せずに、他者を巻き込むこと、頼りにしていくこと、ここがないと自分の成長は止まってしまう。

自分で自分を依怙贔屓して、成長に上限を作って、易きに流れてしまうから。

今の僕が忘れずに心がけたいことは、独りになろうとせず、他者を頼り、巻き込んでいくこと。

これを再確認しておきたいと思い、この文章を綴りました。

・・・読んで頂きありがとうございます(*^^*)

これからもどうぞよろしくっ!!

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【軟水のたそがれ】
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このnoteは筆者の思想を深堀りするエッセイです。
※毎週日曜日の夜に更新!

新たな1週間が始まる前に、何か大切なことに気がつくキッカケになれば嬉しいなと思っています!

ゆらりときらめく水鏡のように
他者の魅力を鮮やかに彩る存在でありたい

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