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こころの脂肪、からだの脂肪

体に脂肪がつくと、体が重くなって自然と動きたくなくなってきます。
様々な生活習慣病にかかりやすくなります。
見た目もよくなくなり、洋服もサイズが限られてしまいます。

だけど、わたしたちはつい脂肪がつくような行動をとってしまいます。

目の前のケーキを食べてしまったり、
毎日続けようと決めた運動をさぼってしまったり、
健康的な料理ではなく、ファストフードを食べたり。

それと同じように、心にも脂肪がつくとわたしは実感しています。

心の脂肪がつくと、体の脂肪と同じようにいろんなことをするのが億劫になります。


一日の中で新しいことを試してみたり、計画すること。
ユニークなアイディアを生み出すこと。
面白い思い付きに誰かを誘うこと、
また、誘いに乗ってやってみること。
そういうことが面倒に感じてしまいます。

そして、つい目の前のスマホに手を伸ばして「すこしだけ」と思いながら、SNSのタイムラインを追います。
今日やろうと思っていたことを明日にしてもいいやと思います。
最低限のことだけやって、今日は疲れたから自分へのいたわりだとつぶやきながら、ソファでNetflixの映画を遅くまで見る。

わたしにもそんなことがたくさんありました。

ある日気が付きました。
わたしへのご褒美の甘くて脂肪たっぷりのケーキと同じように、わたしへのいたわりと思ってやる息抜きだと自分では思いたい行動が、実はますます心の脂肪をつけてどんどん心が不自由になることに。

体力を付けないと、動けません。
それと同じように、心の体力も大切だなとたくさんの失敗をしてきた今、つくづく思います。

わたしは朝4時に起きて、家族が起きてくる前に「やるべきだけど、たいへんなこと」を全てやってしまうことにしています。

一日の計画の編集、マインドフルネス、運動、短歌づくり、文章を書くこと。
わたしの体の体力、心の体力を使うためのことは、すでに6時台にはだいたい終わっています。

後は、締め切りなどの強制力があったり、習慣として時間でできる仕事や家事でそれほど心の体力を必要としないことを残しています。

「やったほうがいいけどできないこと」や、
「やらなくてはいけないけど、忘れていたこと」は
毎日毎日膨大にあります。

これを心にとどめたままにしておくと、どんどん心に脂肪がついていきます。
ますます身動きがとれなくなってしまいます。

実はやってみるとすぐに片付くことはたくさんあります。
でもそれを貯め込むとほんとうに大変です。
毎日一枚のプリントをやるのはそれほど大変ではなくても、一年の終わりに365枚のプリントをやるとしたら、かなりの量になってしまいます。

まず、すぐにやってしまうこと。
そして「できた!」という達成感を脳に与えること。
そうすると、心はますます実行力を持ちます。

そして頭に浮かぶたくさんの「やらねばならない」心の脂肪の素を、心ではないところに出してやることはとても有効です。

わたしは、3分で実行できないことはすべて実行日を決めてツールにすぐに記録することにしています。
実行はできなくても、ツールに記録することは3分でできます。

体力は、体と心の両面から保つことで、本当の実行力が湧いてきます。

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