見出し画像

断るからこそ、積み重なる自信の魔法

結論

断ることは、人間関係を壊すのではなく、むしろ健全な関係を築くための重要なスキルです。友情や信頼関係は、断っても揺るぎません。

例えば、断ったら機嫌が悪くなり面倒なことになる相手は、あなたに対して友情や信頼を持っているのでしょうか?

我々は異なります。満員電車からホームに降りたら、静かに喫茶店で休みたい方、駅の自販機でポカリスエットを買って飲みたい方、お手洗いへ行きたい方、様々です。お互いに安心してNOと言えないと、やってけませんよね。

自己肯定感と密接に関連するこのスキルは、実践を通じて磨かれます。断ることが苦手でも、そこからスタート出来るから大丈夫。

時間は有限です。営業のお仕事ならノルマもあるでしょう。お互いに時間を無駄にせず、断ることは相手にもメリットがあります。

断ることの意義

私はコールセンターで中間管理職をしていたから、「社長を出せ」と怒鳴られても、「社長、電話変わって下さい」とは言いません。「私が責任者だから、お話を伺います。代表番号におかけになられても、私に繋がります」と静かにお伝えすると、どなたもお話を聴かせて下さいました。
断るのは、単に拒否するのではなく、責任を持って行えることの提案でもあります。

自己肯定感との関係

断ることへの苦手意識は、自己肯定感の低さとも関係します。しかし、これは全てが自己責任ではありません。幼少期の環境や経験も影響するからです。重要なのは、実績や経験を積み重ねることで自信を育てること。とくに若い時期の自信のなさは、自然なことでもあります。行動や実績がまだ少ないのだから。

具体的な断り方

断り方には様々なコツがあります。例えば、電話なら、「天ぷらを揚げている」など、手が離せない理由を述べてみましょう。訪問販売や勧誘に対しては、ドアを開けずにインターホン越しで「皆さんお断りしている」と伝えます。女性の場合は「主人に断れと言われている」と述べるのも良いです。

「昔の価値観の旦那さんなのかな?」と、営業や勧誘する方が警戒する可能性があります。実際は優しい旦那さんでも、独身でも、その時だけは架空の「主人」を呼び出します。天ぷらもそう。だから、「天ぷら美味しかった?」と後日確認される関係にはお勧めしません。

嘘じゃん! と思われた方、誤解です。

「この番号、なぜご存知なのですか?」みたいに、相手を追い詰めるのではなく、相手のプライドを傷つけず、かつ自分の意思を明確に伝える技術です。相手を嫌な気持ちにさせないための、婉曲話法です。

訪問販売なら、自宅を知られていることを思い出して下さい。

あるいは、「誠に申し上げにくいのですが、お断りします」と、クッション言葉を一言つける方法もあります。

練習の重要性

断ることも一種のスキルです。練習を重ねることで上達し、小さな成功体験が自信につながっていきます。これは、アサーション(assertion)の考え方を学び、適用することで、コミュニケーション能力を底上げ出来ます。リンクを用意したから、ご参照ください。

まとめ

断ることは、自己を守り、健全な人間関係を構築するための重要なツールです。相手への配慮を忘れず、自分の立場も明確にする。この バランスを練習すると、社会生活を円滑に送るコツを理解できます。

最初は不安でも、恐れずに実践し、自信を持って自分の意思を表現できるようにする。それは、より充実した人生への近道です。断る勇気は、人生を好転させるきっかけになります。

なお、「すみません、どなたもお断りしているんです」は、断る時に話がすぐ済むので便利です。

参考資料



関連マガジン



この記事を書いた人

「♡」は、誰でも(noteにアカウントを作っていない方でも)押すことができます。この投稿を「いいな」と思った方は、気軽に押してもらえると嬉しいです。もちろんフォローも嬉しいです!







この記事が参加している募集

サポートする値打ちがあると考えて下さって感謝します! 画像生成AI学んでるので、その費用にさせて下さい。 新書を一冊読むことよりお得なnote目指してます。