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#読書
『匠の言葉たち: トラガラの私設note図書館』マガジン開始のお知らせ、Leonard AI日記と、SNSの文法のこと
幼稚園に上がる前の記憶は断片的ですが、当時はすごく背の高い本棚に思えた図書館も、実際はマンションのそばにある小さな分館でした。母に連れられて行くその場所は、やけに静かで時間の流れが違う。異世界でした。
30代になって懐かしくなり再訪すると、記憶とはずいぶん違っていました。おそらく配置や本棚自体は大きく変わっていない。私が物理的に大きくなったのだけど、図書館が縮んだように見えました。
こうして自
嫉妬に囚われるよりも読者を第一に考えてnoteを楽しく書こう💖
多くの方に読まれるnoteを目指すメンバーシップ『note大学』を運営してます!
「他人の記事が気にいらないので批判記事を書いても良いですか?💦」と悩み相談を受けましたので記事にしています。
noteには多くの意見が溢れていますが、それを一つ一つ気にしていると消耗してしまうだけです💦。日常生活でも、他人の成功や注目を浴びる姿を目にすることがありますが、嫉妬の感情に囚われてしまうと、つい批判
「明日天気になあれ」は、なぜ「晴れになあれ」ではないのか?
小学生の頃、家までの帰り道。「あーした てんきに なーれ」と言いながら靴とばしをして明日の天気を占うという遊びをやっていた記憶がある。足で放り投げた靴が地面に着地して、表向きになったら「晴れ」、裏向きになったら「雨」、横向きになったら「くもり」といった具合になる。
みなで一斉にやり出すので、占いの結果はバラバラだ。しまいには、誰がいちばん遠くに飛ばせるかというゲームにすりかわっていて、調子に
北国からきて南の島へ
個人ブログより転載
エッセイストの伊藤七日さんの沖縄移住記である『果報をさがして』を読んだ。果報には「かふー」とルビが振ってある。ウチナーグチでは幸せを意味するのだそうだ。
浮島通りにあるブンコノブンコに立ち寄ったとき、その青い表紙が気になって手に取った。
それにしても、何年も書架に置かれて褪せたような味の写真だ。スタッフが「昨日入荷したばっかりなんですよ」と言っていたので、これは多分、狙って
「包む」美学と「紙」に宿る心 日本文化とその精神についての雑考
日本人は「包む」ことが好きだ。贈り物を包む、食べ物を包む、お金を包む、本を包む、骨壺を包むなど、日常に「包む」が溢れている。あまりにも当たり前のものとして受け止めているせいで、気にもとめていなかったのだが、ある時、義母が娘に小遣いを渡す時、ティッシュペーパーでお金を包んでいるのを見て、「包む」というその行為自体が気になりだし、止まらなくなった。
そういった光景は昔はよく見た。お正月、お金をお
村上春樹を読んでみたいと思っている人へのお薦め本
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村上春樹さんの新刊が出版されると聞くと、やっぱり楽しみな気持ちになります。
自分は、14の長編作品と10の短編集を読破しているので、それなりの村上春樹ファンだとは思っているのですが、ノンフィクションや紀行文は読んでないし、新作を買うために並んだりすることはない....程度の普通のファンの立場です。
押しも押されぬベストセラー作家の村上春樹さんですが、ファンの自