見出し画像

クロームブックにNode.jsを入れてみた

クロームブックは ChromeOS と呼ばれるシステムで成り立っている。
これは、ほとんどの操作をブラウザであるGoogleChromeで完結できるオペレーティングシステムだ。

長いことメインPCとなっているクロームブック
機種名は C101PA

画像1

私の大切な相棒である

大きさは 10.1型 でその重さは1キロにも満たない
あの MacBook Air が重ーく感じてしまうほどだ。

画像2

ストレージ容量は 16GBメモリは 4GB、もはやタブレットの領域だ。

そしてクロームブックは『Crostini』という「ChromeOSのLinux仮想環境」を導入することが出来きて、
そのディストリビューションは Debian となる。

『Crostini』自体は既に導入済み、確か設定のどこかのボタンをポチッと押して待つだけだった。
今回はこの『Crostini』にNode.jsを入れてみようと思う。

まずは、今しがた「Chrome OS」そのものを更新したので見てみよう

画像3

設定 - Chrome OS の設定

画像4

Chrome OS について をクリック

画像5

本記事執筆時点では Chrome OS 86 が最新
ちなみに左メニューの Linux(ベータ版)というのが Crostini に該当します

画像7

ランチャーより Linuxアプリ - ターミナル

画像8

起動中のテキスト色からも分かるとおり ターミナルのUIは格好良くなってた

Debianのバージョンを見てみる

$ cat /etc/debian_version 
Debian 10.6

いいですね〜
ちょっとだけパワーアップしてます( 10.4 → 10.6 )

Node.jsのダウンロードページに行きます

画像8

推奨バージョンは14.15.0 (同梱 npm 6.14.8)

ちなみに 2020年10月31日(本記事執筆)時点での最新バージョンは15.0.1 (同梱 npm 7.0.3)となる。

画像9

Node.jsはメジャーバージョンが偶数のものがLTS(長期サポート)対象
つまりセキュリティを考えれば、14の方となる。

個人の私物PCなので、15でも良いのだが、念のため14の方にしておくことにした。

でダウンロードするものですが、普通はここで Linux Binaries (x64) にいきますよね?
( この場合 node-v14.15.0-linux-x64.tar.xz がダウンロードされる)

そうそう

ふぅー、わたしも昔はそう思ってました( 遠い目 )

でも C101PA ですよ?

コイツを嘗めたらいかん
CPUアーキテクチャを確認だ❗

$ lscpu
Architecture:        aarch64

…って、

  ラ  ズ  パ  イ  か  よ ( 笑 )

いや、実際のラズパイはどうかは知らんが。

という訳で ARMv8 をクリックし
node-v14.15.0-linux-arm64.tar.xz をダウンロード

マイファイル > ダウンロード
という場所にダウンロードされるので、 node-v14.15.0-linux-arm64.tar.xz
マイファイル > Linux ファイル に移動させる

画像10

その後、ホームディレクトリにあるか確認

$ ls node-v14*
node-v14.15.0-linux-arm64.tar.xz

ありますね

解凍する

$ tar Jxfv node-v14.15.0-linux-arm64.tar.xz

tar.xz形式 なのでオプションは Jxfv ですかね

ちゃんと解凍されている模様

$ ls node-v14*
node-v14.15.0-linux-arm64.tar.xz

node-v14.15.0-linux-arm64:
bin  CHANGELOG.md  include  lib  LICENSE  README.md  share

やはり bin の中に入ってましたか

$ ls node-v14.15.0-linux-arm64/bin
node  npm  npx

バージョン確認して見るテスト

$ node-v14.15.0-linux-arm64/bin/node -v
v14.15.0

うおぉー、やったあぁー❗

npmも試してみよう、これ重要

$ node-v14.15.0-linux-arm64/bin/npm -v
/usr/bin/env: ‘node’: No such file or directory

…… orz
ああ、はいはい、そうきましたか

という事で、
bin include lib share を /usr/local にコピペ

$ sudo cp -a node-v14.15.0-linux-arm64/bin /usr/local
$ sudo cp -a node-v14.15.0-linux-arm64/include /usr/local
$ sudo cp -a node-v14.15.0-linux-arm64/lib /usr/local
$ sudo cp -a node-v14.15.0-linux-arm64/share /usr/local

出来るかな❓

$ node -v
v14.15.0

よしよし

REPL いってみよう❗

$ node
Welcome to Node.js v14.15.0.
Type ".help" for more information.
> 1 + 2
3

よーしよし
ちなみに REPL は Ctrl + D で抜けれる

npmを再チャレンジだ
これで出来なかったら泣いちゃうよ

$ npm -v
6.14.8

ふよよよよよよよよっー❗
やったずええぇぇぇぇーー❗
できましたあああぁぁぁぁ❗❗

ぶっちゃけ Node.js はどうでもいい、
npm を使えるようにしたかったんですわ。

よーし準備は整った。
これで極秘プロジェクトをガンガン進めてやるぜ✨

【辛島信芳の著書】
IT技術などに興味のある方は、是非ご覧になってください


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?