見出し画像

(雑談)7月は予定納税の時期!

毎年恒例、予定納税・中間納付シーズンですね。所得税の予定納税がだいたい6月中旬ぐらいに届きはじめ、こんな金額を払わないといけないの?と戸惑った、そんな経験、個人事業主なら一度はしたことがあると思います。もちろん私もそう。今年は定額減税の絡みか、振替納税の場合引落が例年より少し先送りになっていたりしますが、その分秋~冬にかけて大きい金額が一気に落ちていくわけですから、厳しいのには変わりないですね。消費税の中間納付も同様です。

予定納税について簡単に説明すると、今年の所得税や消費税を前払する制度です。昨年の所得税や消費税が一定額を超えると予定納税をする必要が生じて、所得税だったら昨年の3/2の金額を、2回に分けて支払う必要があります。昨年の所得税が30万円だったら、10万円×2ってことですね。

所得税本体は、世の中的にも確定申告シーズンになってくることで「そろそろヤバいかなー」って気がつく人が多いのですが、予定納税はあまり話題にならないですから、いきなり税務署から紙が届いて青天の霹靂!ってことが多いように思います。たとえば確定申告をして、e-taxで送信しようとすると「今年の納税額は×××円です」ってでっかく表示されますが、ここに「来年の予定納税:○月に××円」って出してくれた親切なのにな、って思ったりもしますが、そうなっていないのは法改正への配慮等、たぶん色々あるのでしょうね

私も、個人事業主になった後輩から連絡がきて、予定納税って何!?って言われることがあったりします。税理士さんにお願いしているなら税理士さんが教えてくれると思いますが、個人で確定申告をした個人事業主、たとえばネット上でモノを販売したり、活動をしていたりする人は、税務署から出てくるまで気づけないことも多いと思います。

一番困るのが、昨年何かがヒットした場合ですよね。昨年ドカッと当たって収入が増え、今年は落ち着いているなーっていうときの予定納税は本当に怖いです。予定納税は『昨年の税額』を基準に決定されますからね、今年の状況は見ていないのです。

もちろん減額申請(消費税だったら仮決算)というものがあって、ちゃんと手続を行えば予定納税額を減額することもできるのですが、所得税に関しては7月中に出さなければならず(今年はまだ優しくて、過去は7月10日が締切だった)、実質半年分の確定申告をしなければならないわけですから、なかなかに大変なのです。この時期明らかに配信頻度が減少したり、活動が止まったような人は、もしかしたら裏で減額申請を頑張っているかもしれませんね。

ここから年末にかけては、予定納税、個人事業税が交互に攻めてきます。どちらもエクセル等で簡単に金額を計算できるものですから(ちなみに住民税も、実は割と簡単に計算できます)、計算条件を調べて3月の確定申告時にエクセルシートを作っておくと良いかもしれません。何であれ、常々言っていることですが、安定して経営を行いたいのであれば「売上の2~3割は貯金しておけ」ですね。

見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!