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2018ベネルクス鉄道の旅 #14 ルクセンブルクの風景 後編

ひきつづき、ルクセンブルクの風景をお届けします。
最初に、この記事への想いが書いてあるので、できれば「前編」から読んでほしい。
前編は、こちらから↓
https://note.mu/karanda_videos/n/nf2bdbf80ae3f

重ね重ね。ルクセンブルクは、ぜひとも行ってほしい。

★目次はこちら★
https://note.mu/karanda_videos/n/n01e4cf58ffab

■要塞都市、ルクセンブルクの風景

さて、アドルフ橋から先は旧市街が広がります。
旧市街は山の上に築かれた、大要塞。

しかしその街中は、大変落ち着いた、平和そのものの風景が広がっているのでした。

中心市街地にはいくつか広場があります。
ここは、ギョーム広場。業務ときくと、我々日本人はちょっとアレな感じをもちますが、ルクセンブルクの業務広場はいたって大らかで、のんびりとした時間が流れておりました。

↑なんというか。街行く人々が、イチイチ絵になるのです。
決してハデなブランドものを着飾っているわけでもないのに。
というか、ベルギーでもドイツでもオランダでもそうでしたが、意外とヨーロッパの人々の服装って、質素なんです。日本人とはそこら辺の感覚がやっぱり違うのでしょうね。

これは、ルクセンブルク大公宮、だと思ってましたが、どうやら違うみたいですw
人が集まっていたので、騙されました。ちっせぇなぁ~、と思ってたんですよね(^^;

これが大公宮でしょうか?w
とにかく、ルクセンブルクの街角は、どの建物も非常に美しいのです。

現在の国家元首はアンリ大公、どうやらかなり国民から愛されているようで(イケメンらしい)
駅のお土産屋さんにはアンリ大公グッズがたくさん並んでおりました。大公宮から東へ抜けると、また崖っぷちへ

崖の向こう。高架橋は後ほど紹介するとして、その向こうです。
山の上に、ビルがどっかんばっこん建ちまくってますが…
あれが、ルクセンブルクという国の、本性。
最強の、金融都市が広がっているのです。

実は前職、会社勤めをしているときに、あそこの金融機関に、苦しめられたことがありましてw
まぁ、そんなことはもういいんです。水に流しましょう。
とにかくルクセンブルクは、金融部門で、世界一のGDPを稼ぎ出す大金融国家なのです。
公共交通無料化、なんてのができるのも、あの金融センターあってのことでしょうね。

同じ場所から右を見ると

んわお!要塞!

左を見ると

んわお!こちらが、ボックの砲台というそうで、この街で最初に仕上がった、要塞なのだそうです。
右下、橋が架かっているあたりを「グルント(低地の意)」と呼び、ここがもともともルクセンブルクだったとのこと。

つまり、ルクセンブルクという町は、低地からはじまって、要塞を築き、そのうち町全体が、要塞の上へ上へと移動したと、そういうことになっているのだそうです。

にしても、低地(旧旧市街)と旧市街の高低差がはんぱないわけですが…
(写真だと伝わらないと思いますが、現地にいってみてください、タマ縮みますよw)

同じ位置から旧市街のほうを見ると、なんてことない普通の、綺麗な街なんですけどね。とても↑5枚の写真を、同じ場所で撮っているとは思えませんよね(緑の柵のところから撮ると、2枚上の画像になるんです)

その、ボックの砲台の上は、こんななんてことない普通の車道になっているのが、またすごいところ。奥の線路は、ベルギー方面への幹線で、例の運休中のやつ。

さて、このボックの砲台は、中も大要塞になっていて…
6ユーロ払えば、見学することができます。ちょっと覗いてみましょう。

こんな感じの入口です。ちょっと階段を下ったところ。
下から見るとまた違いますね、高低差ハンパねぇってやつです。

中はひんやり…を通り越して、寒かったです。岩をくりぬいた窓口でチケット売ってましたが、中のおじさんはどんな気持ちなのでしょうか…w

ボックの砲台に突入。
これ、観光地に数えられていますが、正直観光要素は少ない、とにかく掘られた洞窟を探検する感じ。
絶対に、ハイヒールやら綺麗な服やらで来てはいけません。未舗装の洞窟と、階段と、砂利道をひたすら歩きますw

こういう感じ。
洞窟は天然ものなので、表面の石積みやらレンガで、これをコーティングしたのでしょうね。

しれっと落ちたら死ねそうな竪穴があったり…。

実際の砲台が、そのまま残されていたりしました。

その砲台の穴から、ひょっこりカメラを出すとこんな感じ。

左の教会は、サン・ジャン教会というそうです。
にしても、グルントの庭園は整備されていて、綺麗ですね。

にしても、この通路ですよw
狭いし、先は見通せないし、天井は低いしw

おっと、神殿っぽいw
どうやらこの下は道路のようです。

たまに眺める空の青いこと。標高が高いのでしょうね。
飛行機もかな~り近くを飛行していきました。

ボックの砲台と、グルント(と、列車のこない鉄道橋)

ここだけ見ると、どこにでもありそうな集落、だったりするんですけどね。

ボックの砲台を脱出。
何回みても、この高低差はおもしろい。

さて。
ルクセンブルクを満喫しました。
翌日、9月13日は、残念ながら帰国日です。
なにごともなく、日本にかえることができるのでしょうか?(←フラグ)
日が暮れる前に、コブレンツに戻ります。

駅に向かってとことこ歩いていると、向こうのほうから、なにやら
ガタゴトガタゴトと、聞こえてきます。
んんん?


おっと、これは嬉しいサプライズ!
高架橋を、ドイツからの国際列車がとことこ走ってくるではありませんか。

実は、ベルギー方面の高架橋は完全運休だったのですが、
来るときにのった、ドイツからの国際列車については、この高架橋の一部を使ってまだ運行されていたのです。

ということで、期せずして
ルクセンブルクの高架橋で列車を撮る、という目標は、一応達成されたのでした。
しかし、ベルギーからの列車が撮れていない以上は、再履修しなければならないですね。そうでなくても、また来たい国ナンバーワン!です。

ありがとうルクセンブルク!

↑さいごに。ルクセンブルクのすばらしさは、車窓からも。

コブレンツへの帰路。やっぱりドッカンドッカンやってきた黒人兄さんからコーヒーをいただいて。
ルクセンブルク駅で買った、MIKADOと呼ばれるポッキーを食べてw

コブレンツにもどります。
(パッケージだけでも記念に持って帰ってくればよかったかな?w)

コブレンツに到着。左の二階建て車両が、今乗ってきたルクセンブルクからの電車。途中のトリール駅で、やっぱり平屋の電車を増結してきました。

なかなか、独特な編成ですねw
手前がルクセンブルク国鉄、奥はドイツ鉄道でもない、地域の私鉄。

向かいの線路にはスイス鉄道の機関車がやってきまして、国際色豊かな幹線の雰囲気です。
これにて、投宿。旅行最後の夜は更けていきました。

***

晩餐wコブレンツのドイツ料理店が、アレだったものですから…

プレッツェル屋のおやじは、二日連続で来る東洋人のこと覚えててくれて
ちょっと待て、最高のやつだしてやる、と用意してくれたのが奥のプレッツェル。これが、美味なのであります。

どうですか?そろそろ旅行したくなりましたか?w

テレビで謎のマニア向番組をひたすら見る東洋人w

今日も最後までありがとうございました。
次の記事で、ベネルクス旅行シリーズは完結予定。
つぎは何を書こうかな。

いつもたくさんのスキ!を、ありがとうございます。

★目次はこちら★
https://note.mu/karanda_videos/n/n01e4cf58ffab

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!