故人が用事を伝えに来る、不思議な夢の話

お題というものがあると聞いたので、書くことにします。

これは、私自身の話ではなく、母の話。
ざっくり概要を話すと、母の周辺で誰かが亡くなる前で、或いは亡くなった後、不思議なことに、その誰かが母の夢の中に現れるんです。

まずは、知る限りでは一番古い話から。
母がまだ子どもの頃。夢の中で、近所のおばあさんが、家を訪れてきたそうなんです。
その様子を、母が二階から眺めている……という夢だったそう。
そして、朝起きて、母は私の祖母に、こんな夢を見たと言ったら、祖母は「私も見たよ」と。

驚くことに、二人は同じ夢を見ていたんです。

しかも、祖母の方は、自分がおばあさんと玄関で話している夢で、母の夢はまさにそれを二階から見ていたのです。
いわゆる二点カメラ。

その後、そのおばあさんはすぐに亡くなられたらしく、二人の間では、お別れを告げに来たのでは?となっているそうです。

二つ目は、祖母の死後、祖母が夢の中にやってきた話。
先ほどは生前でしたが、今回は死後。

祖母の時は、なんと二回も現れたそうです。

一度目は、「生命保険会社に早く連絡をしなさい」と言われたらしいです。
完全に事務連絡ですね。おかげで母は、生命保険会社に速やかに電話できたので、よかったのですが。

ここまでは正直偶然かなと思うような話なんですけど、奇妙なのは二度目です。

祖母は生前、ちょっとした自営業を営んでいて、お客様とのお金のやり取りもいろいろあったそうで。
二度目に祖母が現れたとき、
「棚の中に、○○さんに渡さないといけないお金の封筒があるから、私の代わりに渡してほしい」
と言われたそうなんです。

どういうこと…?と不思議に思った母は、親戚に確認してもらったところ、なんと本当に指定された棚の中に、お金の入った封筒があったそうなんです…。

初めて聞いたとき、正直びっくりしました……。

他にも、亡くなった叔父が「俺の靴はどこ?」と聞きに来たので確認したら、叔父が亡くなった時に持っていた靴が、車の中にそのままだった……とかもありましたが、個人的には祖母の話はいろいろ聞いた中でも具体的だったので、やはり衝撃が違いました。

オチもなく、ただそれだけの話でした。
母、祖母と見ているなら、私にも…なんて思うかもしれませんが、私には未だそういった体験はないです。
きっとこれからもないんだと思います。

ただ、おかげで死んだ人の魂とか想いみたいなものは、存在してるんだろうなぁ……とは、ぼんやり考えながら、毎日生きています。

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エッセイもどきを書きます。
コメント (1)
初めまして。すごくわかります。うちは祖母がそっち系の強者で笑。
かつて親戚と死んだらあの世のことを教えてくれと頼んで約束は果たされたそうです。
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