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「コロナ下のからだ・会うことの意味と価値を考える」イベントレポ

こんばんは。からだのシューレ・水野梓です。

2020年12月19日に開催したオンラインワークショップ「コロナ下の〝からだ〟や〝会うこと〟の意味と価値を考える」、約30人のご参加をいただき、わいわいと終了いたしました。冒頭、メンバーの入室トラブルなどバタバタしてしまって申し訳ございません。

今回のイベントは、水野自身の「オンラインMTG・飲み会といったオンラインコミュニケーションがしっくりこない……みんなはどうなんだろう!?語り合いたい!」という思いから始まったのですが、参加者みなさんのエピソードがすごく興味深かったです。

身ぶり手ぶりが大きい自分を画面で見て「こんなにオーバーリアクションなんだ…」とモヤモヤするわたしがいる一方で、「鏡で見る自分の容姿は嫌いだったけど、Zoomで見た笑っている自分は『そんなに悪くないじゃん』と思った」という参加者の方のエピソードも。「そんな新しい発見もあるんだなぁ!すてきだな」と感じました。確かに、自分が笑ってるところって鏡で見ませんもんね。

条件が共有しづらいオンライン

人工知能の研究者・松田雄馬さんもご参加くださり、シューレメンバー磯野真穂さんからの「なぜオンラインだとリアルのようにタイミングよく話しかけられないの?分かりやすく解説して!」というむちゃぶりにサクッと答えていただきました。

松田さんいわく、リアルの場面では「条件を共有している」のだと。

たとえば飲食店に入って相手から「俺はうなぎかな~」と言われた時、「わたしはウナギかもしれない(I may be a eel)」と読み取る人はいませんよね。飲食店で注文するシーンだから「この人はウナギを食べようとしているんだな」と分かる。

しかし、それぞれの場所も雰囲気も分からないオンライン上ではこの「条件共有」が難しい。だからリアルよりも話しづらくなる。なるほど~~~~

詳しくは松田さんの本↓を読みましょう!(水野も年末年始に読みましたよ~また松田さんのイベントも計画します!お楽しみに)

イベントではさらに、「身体」にまつわることで変わったことについて話しました。

なんと今、Zoomでは自分の眉や口ひげ、唇の色を変えることができるようになってるんです。磯野さんのヒゲ加工は似合い過ぎて笑いが止まらず、話している内容が入ってこなかった(笑)。オンラインでもわたしたちって〝メイク〟みたいなことをするんだなぁと思いました。

「場が立ち上がる」のはリアルだけ?

そして、磯野さんからは「じゃあ会うことって対面が最高なの?オンラインでも〝場が立ち上がっている〟シーンって体験したことない?」という問いかけがありました。

「同じ空間を共有していても、冷めた夫婦関係では〝場〟は立ち上がっているでしょうか?」

確かにその通り。濃密なオンラインイベントやMTGに参加したとき「あ~濃かったなぁ」と思うときがある。リアルでも、つまんない会議は気持ちがノッてない。
受け身でいるとなかなか「場」は立ち現れない、その体験にのめり込むような気持ちの振れ幅を感じる必要がある、ということなのかなぁ……。

余韻がほしい その答えは「蛍の光」

そしてイベントのラスト。ある方の「オンラインイベントは終わりに余韻がないよね…」というコメントに、うなずく皆さん。

すると「うちはミーティングの最後に『蛍の光』を流すよ」というびっくり提案があり、磯野さんが即YouTubeで「蛍の光」を検索しはじめました笑。

そしてまさかの蛍の光を聞きながらイベントを締めるという初体験。(めちゃ笑ったけど、「終わり」感が超醸し出されたような…!?)蛍の光のなか、次回イベントを告知するなおさんがとてもシュールでした。

参加者の皆さんの積極的なコメントや発言のおかげで、個人的には「場が立ち上がったなぁ」と感じました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

2021年のイベントのお知らせ

1月30日(土) 10:00~「著者と読む『ダイエット幻想』読書会」
2月20日(土)19:00~「長田杏奈さん×吉野なお トークイベント」

シューレでは現在、ふたつのイベントを予定しています。「『ダイエット幻想』読書会」は明日1月16日の申し込み締め切りです。
長田さんトークイベントは打ち合わせからすでにワイワイと盛り上がっています。ご参加お待ちしております~!

追伸:アンケートやSNSに水野のオーバーリアクションを「チャーミング」「好き」と書いて下さった方…!!大感謝です。これからは自信を持って全力で反応していこうと思います。
逆に今回、ご自身の受講中の「まじめな顔」に初めて気づいて違和感を持たれたという方も…!「真剣になるとこういう顔になっちゃうんです」と伝えてみるのはいかがでしょうか……?わたしだったらそう言われたら嬉しいです。

頂いたサポートは、シューレの運営、イベント企画のためにすべて使わせていただきます。ご協力いただければ大変光栄です。