見出し画像

6.歩き回りながら読んでみよう

 読む速度は、ついつい速読よりの読み方になってしまい、そのまま癖になることがあります。速く読んでいる実感がなくても、自分が心地よく読める速度を上回ってしまうと、読むのがつらくなってきます。もしそうなってしまったら、歩き回りながら読んでみると、読む速度が落ち、自然とその本を読む最適な速度になります。ときどきこれを試してみて、快適な読書速度をチェックする事をお勧めします。個人的な経験からですが、速読で休憩を挟みながら絶え絶えに読むよりは、ゆっくりと自然な早さで長時間読む方がたくさん読めることが確認されています。

 それから、いくら読書が好きでも、毎日長時間じっと座って読むのはつらいと感じる人が多いようです。だったら、いっそのこと読書をしながら体を動かすのは、合理的だと思いませんか?ちなみに、自分のお気に入りは、ヤカンをコンロの火にかけて、お湯が沸くまでキッチンをうろうろしながら洋書を読むことです。そして、お湯が湧いたら、コーヒーを入れて、今度はコーヒーを片手にキッチンで立ったまま洋書を読み続けます。こうすると、心地よい物音と、コーヒーの香りでリラックスできて、楽しく読むことができます。他にも、オーディオブックを使って、散歩をしながら小説を耳で楽しむ方も多いようです。(リスニングができる方に限られる方法ですが)

 動き回りながら読むのは、最初は違和感があるかもしれませんが、しばらく続けると、癖になります。読書時間をのばしたい方は、読書スタイルの一つとして、『歩き読み』をとりいれてみませんか?