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ありがちな質問

フランスアヌシーの語学学校の授業。 自分の故郷もしくは自分の好きな町を選んでフランス語で紹介するっていうありがちなやつ。 そもそも、海外に行ったらされがちな質問「あなたは東京出身ですか?」にみんな何て答えているんだろう。 「いいえ、違います。」 「ではどこですか?」 「岡山です。」 「それはどこですか?」 どこよ? それは日本の南西に位置していて、東京から536km、大阪から145km。 新幹線で東京から約3時間半、大阪から約1時間です。 でもそれで辿り着けるの岡山駅まで

    • Ma vie en France

      フランスでの生活を少し紹介します。 アヌシーという町で3ヶ月間語学学校に通い、その学校の寮で暮らしていました。 アヌシーは、アヌシー湖という大きな湖と、カルフールというスーパーマーケットの1号店があるというそれだけの町で、湖の向こう側はジュネーヴ(スイス)です。 山、湖、公園があり、静かな感じが好きでした。 フランスに集う人は、やはり個性が強めな人が多いように思え、寮のキッチンで夜中に天ぷらを揚げている人もいたし、隣の部屋の人はアレグリアを歌っていました。 シルクドソレイユ

      • 郵便局のマダム

        ピコフェス翌日。 みんな疲れて町中が眠っている。 店もレストランも全てお休み。 ポルトガルは、人も良く、食事も日本人に合うし、物価もそんなに高くない。 今度はぜひ普通の日に来たいと思う。 さて、フランスはパリにやってきた。 フランスで働いていた時の給料が郵便局に振り込まれていた為、帰国に際し、口座を閉じるというミッションがあったのだ。 宿のみんなは、モン・サン・ミシェルだのルーブル美術館だの、観光名所の話題で盛り上がっている。 私はもはやモン・サン・ミシェルには興味を示

        • 珍事は果てしなく続く

          そして私は全く行く予定のなかったポルトガルにいる。自分でもびっくりする。 サンティアゴからパリに安く快適に行く手段を探していたら、このような事態が発生した。 昨日サンティアゴ→ポルトのバスチケットと宿、ポルト→パリの航空券を購入して、今日ポルトガルへやってきた。 やってきて気付いたけど、また言葉が通じない。 ポーランド、アンドラに次ぐ言葉が通じない国発見です。 この日はこのあたり一帯、ピコピコハンマーで頭を叩き合うっていう謎のお祭りの日らしい。 町中がピコピコうるさい。

        ありがちな質問

          一夜明けて

          巡礼中は1つでも前に進み、同じ宿に連泊をすることができなかった為、同じ宿に2日泊まることで、ああ終わったんだなと感じる。 高揚感と充実感と疲労感と織り混ざった感じ。 とにかく昨日までの洗濯を済ませ、ゆっくり朝食をとる。 今日は目指す目的地はなく、町の中を散策して過ごす。 夜は食事にサングリアを飲む。 普段アルコール類は飲まないので、本当に特別に感じる。 33日間の余韻にひたりながら過ごした。 #旅 #ロングトレイル #スペイン巡礼

          一夜明けて

          Day33 サンティアゴ・デ・コンポステーラ

          サンティアゴ・デ・コンポステーラへ無事到着。 ゴールして思うこと。 ゴールすることよりも、スタートすることの方が、ずっと大変で価値がある。 今サンティアゴを歩いている友達と、これからサンティアゴを歩く友達へ。 Buen camino‼︎(ブエン・カミーノ‼︎) 良い巡礼を‼︎ Le21 juin Pedrouzo→Saint-Jacques-de-Compostelle 19km Aujourd'hui, c'est le dernier jour ! On s'est

          Day33 サンティアゴ・デ・コンポステーラ

          Day32 最終日前日

          振り返って撮った写真は1枚もない。 前を向いて歩いて行くこと。 巡礼路で学んだ大切なこと。 毎日がとても充実している。 経済的、社会的にはわからないが、精神的に満たされていて幸せだ。 物事には終わりがあり、巡礼路にもゴールがあるのだが、辿り着くのが楽しみなような寂しいような複雑な気持ち。 le soleil du matin (朝日) Le20 juin Ribadiso de Baixo→Pedrouzo 21.5km Je me suis levée à 6 h

          Day32 最終日前日

          Day31 メリデのプルポ

          途中、ガリシア名物のタコ料理pulpoで有名なメリデという町を通過。pulperia Ezequielというレストランがオススメ。 特別なことは何もしていない。 ただ歩き、食べ、誰かと出会い、互いに話す。 そんなことがとても楽しい。 À Melide. Pulpo a la Feira  (メリデにて。ガリシア名物のタコ料理プルポ・ア・ラ・フェイラ) Le19 juin Palas de rei→Ribadiso de Baixo 26km Je n'ai pas pu

          Day31 メリデのプルポ

          Day30 ポジティブ

          今まで知っているようで知らなかった。 Max10kgの荷物を背負って1日25、26km歩く。それが私には丁度良い。 自分にとって心地良いのはどんなペースか。 自分のことを知るのは大切なこと。 できるだけポジティブでいること。 ポジティブな人の周りには、ユニークな人が集まってくる。 L'entrepôt pour des céréales qui s'appelle Horreo. (高床式穀物倉庫オレオ) Palas de rei Le18 juin Portomar

          Day30 ポジティブ

          Day29 歩き出せば良い

          言葉が通じるだろうか。 今夜の宿が見つかるだろうか。 そんな不安は、歩き出せば大したことなかったと気付く。 Il faisait du brouillard ce matin. (今朝は霧が濃かった。) Le signal du point 100.5km (100.5kmのモホン標識) Le17 juin Sarria→Portomarin 21.6km Il faisait du brouillard ce matin. Nous sommes parties à

          Day29 歩き出せば良い

          Day28 サリア

          巡礼証明書発行の条件として、徒歩or馬で100km以上、自転車で200km以上がある。 サンティアゴまで114kmのこの町から巡礼者も増える。 巡礼中、「あなたはなぜサンティアゴに行きますか?」「あなたはなぜ歩いていますか?」という会話が毎日のように繰り返される。 この日、はじめてこれだというしっくりくる答えに出会った。 巡礼中に出会い、歩くペースがほとんど同じで何度も同じ宿で一緒になることがあったユーさんが言った言葉。 「あなたはなぜサンティアゴに行きますか?」 「な

          Day28 サリア

          Day27 幾夜

          野原の奥にある公営アルベルゲ。 こんな宿で過ごす夜が、人生の中で一体幾夜るあるだろう。 Il y avait un grand jardin de pelouse devant le gîte. (宿の前に大きな芝生の庭があった。) Les pèlerins avons fait la queue devant la porte en mettant notre sacs à dos. (巡礼者はバックパックを置いてドアの前に行列を作った。) Le15 juin O

          Day27 幾夜

          Day26 オ・セブレイロ峠

          標高1300mの小集落。 少し寒くて風がある。 洗濯をする為の水もとても冷たい。 冷たすぎて笑えた。 トレーニングみたい。 シャワー室に扉がなかった。 部活か! 巡礼路上最も古い教会があり、そこでダンによるチェロの演奏を聴いた。 ハイキングシューズで演奏する感じがとても良かった。 明日の為に温かいスープ(カルド・ガジャゴ ガリシアンスープ)をのんで寝よう。 un iguana イグアナ発見 Galice ガリシア地方 O cebreiro  オ・セブレイロ Il

          Day26 オ・セブレイロ峠

          Day25 終盤の気配

          7時出発。13時30分着。 18時30分までバルは開かない。 それしかない町。 静かで小さい町。 さて、明日は巡礼路上最後の峠、オ・セブレイロ峠に向かう。 Le13 juin Ponferrada→Pereje 28.5km Je n'ai pas bien pu dormir hier soir parce qu'il faisait très chaud. Sur le chemin, j'ai rencontré trois Italiens et ils m'on

          Day25 終盤の気配

          Day24 鉄の十字架

          Cruz de Ferro 鉄の十字架。 巡礼者は出身地から願いを込めた石を持参し、この場所に積んでいく。 2日程前からスペインに夏がきたと思う。毎日自然の中にいるから肌で感じる。11時以降、本当に暑い。夜も寝られるのか心配。 山歩きは疲れるけどやっぱり楽しい。 その前は、ずっと麦畑を歩いていたし…。 Le12 juin Foncebadon→Ponferrada 27.4km À 7 heures le matin, il fait toujours beau. J'

          Day24 鉄の十字架

          Day23 イラゴ峠

          久々の山歩きが楽しい。 ここはイラゴ峠(標高1530m)の中にある小さな村。 Le11 juin Astorga→Foncebadon 26.3km Je me suis levée à 6 heures et je suis partie à 7 heures. Vers 9 heures, j'ai rencontré un Japonais qui s'appelle Taichi. Il est du Tokyo et in est barman. Il était

          Day23 イラゴ峠