マガジンのカバー画像

気合を入れて書いた文章

5
書きたいと思ったものを書きたい気持ちに任せて書いた長めの文章です。
運営しているクリエイター

記事一覧

愛してると言う時、それは実際に何を意味するかを別の言葉で説明するならば

愛してると言う時、それは実際に何を意味するかを別の言葉で説明するならば

愛されたい。
私は愛されていない。
あなたを愛したい。
自分を愛してる。

私たちは気軽に「愛」という言葉を使うけれど、
それが意味するところを明確に説明できる人も、説明しようとする人もあまりいない。

愛。
日常的なレベルではせいぜい「大好きよりもっと上の好き」くらいの気持ちで使っていて、なんだかすごく軽薄なもののように聞こえたりもする。

でも、美しい音楽を聴いて涙がこぼれる時、ずっと思いを寄

もっとみる
自己肯定感が低いことのメリット

自己肯定感が低いことのメリット

世間では自己肯定感を高くすべしという言説がまかり通っているし、

日常の心の安定を考えたら私もそれで正しいと思う。

しかし私は最近「自己肯定感が低い人間だからこその強さ」みたいなものを考えるようになった。

比較的デカいことを成し遂げようと思うのなら、自己肯定感はある程度低い方が有利かもしれない。だが純粋にただ幸福に暮らしたいだけなのであれば、自己肯定感は高い方が良い。という感じに考えている。

もっとみる
「ありのままの自分を愛せ」って、ありのままの自分なんてものを他人に愛させるなという意味なのでは?

「ありのままの自分を愛せ」って、ありのままの自分なんてものを他人に愛させるなという意味なのでは?

ありのままの私、という言葉のちょっとした流行のきっかけになった「アナと雪の女王」1作目の大ヒットは、もう2013年の話だと知る。あれからもう7年も経ったのか。

名曲「Let it go」は、自分の力を恥じて閉じこもっていた雪の女王・エルサが、隠していた力を爆発させて「もう人の目を気にする良い子ちゃんはやめる、これこそが私!」と高らかに自由を宣言する内容で、多くの女性(そしておそらくセクシャルマイ

もっとみる
「いつか報われる日」は多分やってこない

「いつか報われる日」は多分やってこない

努力は報われる、という言葉がある。それを固く信じている人もいるだろうし、そんなもんはデタラメだと笑う人もいる。
実際のところはどうだろう。本当はみんなよく知っている。
努力は報われることもあれば、報われないこともある。どっちもある、ただそれだけなんである。

私たちはどんな行動を起こしたとしても、その行動が引き起こす結果を正確に知ることなんかできない。

私たちはくじ引きをしている誰かに優しくして

もっとみる
愛情自給率を上げていくということ(愛を求めて彷徨うのはもうやめよう)

愛情自給率を上げていくということ(愛を求めて彷徨うのはもうやめよう)

私たちは大人(親、ないし親の役割を代理する大人)たちに育てられて大人になった。
大人たちは子供だった私たちに寝床を与え、食べ物を与え、着るものを供給してくれた。なぜなら子供には、それらを自分で自分に供給する能力がないから。
子供だった私たちは親からの世話を受け取り、成長し、それらを自分で供給できるようになった。働いて金を稼ぎ、住処を確保し、食べ物を買ってくるか作るかして食べ、自分で買った服を着るよ

もっとみる