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元気になりたいときに。過去の私から今の私へ、今の私から未来の私へ。
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2022年8月の記事一覧

「生活の主観化」について

「生活の主観化」について

鈴木大拙が著書のなかで使っていた「生活の主観化」という言葉。このフレーズを目にした瞬間、あらゆる思考がこの言葉に収斂していく感覚を得た。

私が掲げてきた「知性ある消費」とはこのことかもしれない。

人の死は、「わりきれなさ」でできている #PLAN75

人の死は、「わりきれなさ」でできている #PLAN75

75歳以上の国民は、自らの生死を選択できる制度が可決した──。

まさにディストピアそのものでありながら、起こり得そうな設定で注目を集める映画「PLAN75」。

最近もTwitterで「#国は安楽死を認めてください」というハッシュタグがトレンド入りしていたり、オランダにおける安楽死の現状について医師の視点から解説したツイートが話題になったりと、安楽死について考える機会が増えた。

社会全体が疲弊

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弱さと強さをめぐるノート

強者と弱者がいるのではなく、ただ弱者がいる。強者とは、弱者を叩く弱者でしかない。
弱者は強者になるのではなく、弱者でも強者でもない人になろうとした方がいい。コンプレックスをバネにして頑張るのではなく、コンプレックスを解体してしまうことのできる「場」を見出す方がいい。

コンプレックスを解体してしまうことのできる「場」は、どこにあるのか。
コミュニケーションのなかにある。もっと端的な言葉で言ってしま

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物語のシナリオは我が手中にあり

物語のシナリオは我が手中にあり

人生にいくつかの扉があるとして、「いってきます」と行き先に向かって進むために扉を開けるか、「さようなら」と去るために扉を開けるか。

わたしは圧倒的に後者だった。

会社を辞めて自分でお店を作ったのも「会社員のままだとお金が足りなくて困るから」だったし、そもそもシングルマザーということもあり常に経済的な問題は隣り合わせで、そんな中でどうにか諦めずに進もうとしたのは、「親がシングルマザーというせいで

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