【自動車業界志望者向】中の人がガチでやる企業研究〜完成車メーカー トヨタ/日産/ホンダ編〜

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みなさん、こんにちは。カッパッパと申します。

私は現在車部品メーカーに勤め、こちらのTwitterアカウントで主に車関連のニュースを発信しています。

前回書いた

こちらnote

こちら大変数多くご購入いただき、ありがとうございます。就活生、業界関係者の方から高評価いただき本当に嬉しい限りです。

引き続き第2弾!
お待たせしました待望(?)の

【自動車業界志望者向】中の人がガチでやる企業研究〜完成車メーカー  トヨタ/日産/ホンダ編〜

です!!

今回は販売台数上位3社、国内自動車メーカー御三家と言われるトヨタ/日産/ホンダを対象にしています。

(本当は完成車メーカー同時にやろうとしたんですが、あまりにも膨大になったので分割することにしました。)

その内容は…

完成車メーカー全体についてまとめ
→各完成車メーカーを個別に分析
売上、販売台数規模、経営状況、国内/海外での現状、強み/弱み、中長期計画及びCASEへの対応、注目すべきニュース

2020年2月現在の最新のデータを使っています(19年3Q決算を反映)これらをわかりやすく、その上リンク付きで作成することで深く学べることができる記事にしています。

しかもニュースに関しては6月まで更新していく予定です。
これで「面接で気になるニュースは?」と聞かれても、問題ありません。
すぐに最新関連ニュースを返答できます。

また企業研究は業績、事業内容だけでなく、個人の働く環境、待遇もとても重要


各完成車メーカーの社風/年収/残業/年休消化率/3年離職率/勤務地

についてもまとめました。

これさえ読めば、受ける段階での知りたい情報は全て手に入る。

完成車メーカーを受ける方なら読んで間違いない、業界関係者の人も他社動向が確認できる記事構成にしています。

(自画自賛ですが、記事のクオリティにはかなりの自信があります。業界、中の人が1社あたり丸1日かけて研究、記事を書きました。)

就活生はただでさえES、面接の練習、OB訪問でかなり忙しい。企業研究はこの記事でやりきってしまいましょう!!

ただ、会社を選ぶ、そして面接を受けていく中で大事なのは「自分の考えを深く持つこと」です。この記事を鵜呑みして語っても、自分の思いがなければ薄っぺらに聞こえてしまいます。
メーカーの基本は「現地現物」。
今回の記事のリンクの一次情報を読んで自分が考えたこと、会社説明会やOB訪問、面接を受ける中で感じた社風、会社の良さ。そうした「現地現物」の情報を自分の言葉で語れることが内定につながります。そのことは忘れないでください。

また業界関係者の方はこちら情報見て、ご意見頂けますと作者の勉強になりますのでよろしくお願いします(前回は業界研究、たくさんのフィードバックをいただき大変嬉しかったです)

前回も業界研究編で述べたのですが、自動車業界は働く環境かなり恵まれていると思います。

「自動車業界は良いぞ」 
「完成車メーカーは良いぞ」

このnoteを通じて自動車業界で共に働く方、またこの記事を自分の仕事に活かせる関係者の方が増えたら嬉しいです。

さて前置きがずいぶん長くなりましたが、
中の人がガチでやる企業研究〜完成車メーカー トヨタ/日産/ホンダ編〜
どうぞお読みください。

*企業研究のために使用する基データは
・日頃収集している自動車業界ニュース/レポート
・IR資料(決算報告書、中長期計画、年次報告書等)
・新卒採用サイト
・就職四季報
・オープンワーク
をベースにしております。


①完成車メーカーの販売台数/規模

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まず2019年の各社の販売台数(国内)についてまとめておきましょう。
2019年は国内では520万台△1.9%、ただその中でも1位トヨタは151万台、+2.7%と販売台数を伸ばしました。他各社は販売台数減、特に2位日産の台数減が△13.8%と非常に大きくなっています。各社の個別の状況については追って分析していきます。
各社の分析に関してはこちら国内販売台数が多い順に進めていきます。

また海外についてはどうなっているのでしょう?2019年は公式な発表がまだなので2018年で確認しましょう。1位はVW、日産/ルノー/三菱グループが2位、トヨタが3位でここまでが1000万台超えグループになっています。なお2019年ではトヨタが2位に浮上し日産/ルノー/三菱グループが3位に転落しました。各社得意とする地域が分かれており、この点についても個別の分析で細かく見ていきます。

②完成車メーカーの働く環境

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仕事を選ぶ上で待遇は非常に重要。いくら仕事内容が楽しくても生活できなければ生きていくことはできません。
完成車メーカーで働く環境はどのようなものなのでしょうか?

各個別のメーカーについては後述します。各社に差はありますが、一般的な業界と待遇、特徴について比較します。

1.給料
給料はメーカーの中では高め、ただし商社や金融と比べると低めになっています。
年功序列のため、20代若いうちは伸びないが、職位が上がる、役職がつくと一気に伸びることが多いです。
また評価による給料の幅は他業界に比べて少なめです。

各社の給料については下記を参照。ただしこちらは現場、工場の正社員も含まれるので注意が必要です。

2.福利厚生
福利厚生は他と比較しかなり手厚いです。もちろん会社によりますが、寮、社宅、家賃補助などの住宅補助、家族手当、また車に関わる購入や保険などでも補助があります。一切補助のない企業に比べれば、計算上年間100万以上あるなんてことも…
転職の際にはこうした直接の給料には含まれないお金も見ておいた方が良いですね。

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