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多くの人に

おはようございます。きょうも書いていきます。

アーティストをアーティストたらしめるものは何か。そんなことをきのう、考えていた。それで、気になっていた個展を観にいく。たまに行く画廊だが、普段より人がいて盛況だった。

絵を見ていると、会話が耳に入ってきた。「美空ひばりだっておかあさんがマネジメントして…」その若いアーティストの関係者とみられる人たちが、今後について話しあっている。

ああ、アーティストをアーティストたらしめるものって、まわりだよな。と思った。本人はともかく、まわりがアーティストを、祀り上げるのだ。

「なるべく多くの人に届けたくて」これはよく、耳にするセリフだ。

その想いは、嘘ではないだろう。つくる人もそれを伝える人も、多くの人に届いて欲しいという、願いを持っている。問題はそのリターンがやがて数字になって、競争を生むことだ。「多くの人」が数値化されると、競争や比較の心につながる。

僕はこの点について2つ解消のアプローチがあると思っている。一つはベーシックインカム。仕事が機械に代わられ、働く必要がなくなって、衣食住が供給されるようになれば「多くの人」という数値的リターンを求める必要性が減少する。

もう一つは「多くの人」という指標をなくすことだ。何かを数値化すれば、それは必ず、現金化や競争にいきつく。これはもう昨今のツイッターフォロワー獲得ブームを見ても、あきらかだろう。

これは僕の考えだが、アーティストをアーティストたらしめるものは、表現しているか否か、一点のみだ。そこに競争もなければ、比較もない。

それは数値化をやめようという話ではなく、仮に数値で出たとしても「気にしなくていい」とか、声をかけられる雰囲気を目指すことではないか。

「数字はあるけど、まぁ脇においておこう」みたいな文化、ノリになればもっと表現はしやすい。

指標は雰囲気でなくせる。もちろん、それぞれの結果に一喜一憂することは、悪いことではない。その上で「ま、そんなもんじゃね?次いこうぜ」と言える空気が、僕は好きだ。

きょうも読んでくださってありがとうございました。よい一日を、おすごしください。

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