憶えたいなら睡眠を

一言でいうと

眠りは一日の振り返り

活用シーン

記憶・学習

内容

神経科学者のマシュー・ウィルソンはネズミを迷路で走らせ、その脳の活動を調べる実験を行っていました。ある日、彼はたまたま、脳の活動の記録装置にネズミをつないだままにしてしまいました。ネズミはそのまま眠りにつきました。すると驚いたことに、ネズミの脳の活動は、眠っているときも迷路を走っているときも、ほぼ同じだったのです。

ジーとウィルソン(2007年)は、これをネズミだけでなく、人間にも当てはまる事を解明。人は眠りにつき夢を見るとき、その日の経験を再生し、整理している。

何を記憶し、何を忘れるか、脳が決定しているのです。

心理学的に正しいプレゼン
スーザン・ワインチェンク (著)

偶然というのは時に面白い景色を見せてくれることがあります。きっと、このネズミの脳の様子を見て、ウィルソン先生は驚いたことでしょうね。

一日の経験を脳が再体験している、というのは面白い話です。言ってみれば、その日一日の様子をレビューして反省会でもしているのでしょうか。
ここで一つ考えられるのは、勉強するのに徹夜は良くない、と言えるのかもしれません。なぜなら、この記憶の整理・定着をするステップを脳が踏めないからです。たとえ短時間でも睡眠することは、記憶を安定させる効果がありそうです。

この時に脳内の神経は新たなつながりを作っているようなので、ちょっとばかり進化系になるわけです。

そういえば、丸一日練習してできなかった鉄棒の逆上がりが、一晩寝て、次の日試してみたら数回の練習ののち、うまくいった、という経験ないでしょうか?別に自転車でも何でもいいのですが、単なる記憶だけではなく、身体を使ったことにも影響を及ぼすのは間違いありません。


逆に、何をやってもうまくいかないときには、寝るのが一番なのかもしれません。寝ているあいだに脳細胞は変化し、新しい回路が形成され、今までとは違う次元の解決策が生まれるかもしれません。

寝るってやっぱり大事ですね。
ちなみに私は今、できる限り7時間は寝るようにしています。
(かつては、4時間くらいのときもありましたけど・・・)


私はこんな本書いてる人です(^^)/


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