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最高気温40度の夏

「毎日暑いですね〜」と毎年挨拶のように交わしている言葉ですが、『暑いですね』ではすまないような暑さになっています。。

最高気温40.4度を記録したり…。
40度っていったら、もうお風呂です。
お風呂のような空気が広がる野外では熱中症の危険性が高く、子どもたちは遊ぶこともできません。
私たちの保育園では、毎日環境省から出されている暑さ指数を基準として、外に出られるか出られないかの確認をしています。
当然、この暑さが続くと外に出られない日が多く、室内でいかに子どもたちの保育を保障していけるか?を試行錯誤しながら考え過ごしています。

室内でできる感触遊びを各クラス多く取り入れています。子どもたちは様々な感触を知ることで五感を刺激しながら遊んでいきます。

話は戻りまして、暑さについてです。
わたしたちが子どもの時代は30度越えると「異常な暑さだ」と報道されていた記憶があるのですが、そこから今や40度になってしまっています。

アメリカ.テキサス州ではこの40度以上が続き大変な火災が広がっているそうです。
以下yahooニュースより

 記録的な熱波がアメリカでも広がっています。テキサス州では、この時期に過去最高の46.1℃を記録。大規模な山火事被害も起きています。

 熱波といえばヨーロッパと思っている人、それは間違いです。

 アメリカ・テキサス州のサマーベル・カウンティでは19日に山火事が発生し、24平方キロメートルが焼失しました。

 州内では少なくとも12件の山火事が起きているといいます。

 CNNの気温解説は、ほぼ全土が「赤」。特にテキサス州周辺は「濃い赤」です。

 「レコードハイ」。つまり、過去最高気温が続出してオクラホマ・シティーは43.3℃、ウィチタ・フォールズでは46.1℃に達しました。

日本の四季も、おかしいくらい夏が長かったり、豪雨が続いていたり大雪になったりしていますよね。

地球温暖化らしい、ではなく地球温暖化なんだと実感する出来事をわたしたちも体感、体験することが多くなってきました。

30年後の世界


保育園を開園する前と、昨年度の終わりに職員やスタッフに30年後はどうなっているのか?を考えてもらいました。

このままでいいかな?
どんな環境を渡してあげたい?
30年後にはどんな地球だと思う?
絶滅危惧種の動物たちはどうなってる?
プラスチック問題は?
保育園として何ができる?


プラスチック問題に関しては、今のペースのままで使用し続けると30年後には魚よりプラスチックの方が多くなると言われていることをはじめて知ったという職員も多くいました。
特に、プラスチック製の食器用スポンジから洗う度にマイクロプラスチックが放出されていることについては、かなり衝撃を受けている職員が多かったという印象です。

保育園として使用する製品も、私生活で使用していく製品も、まずは環境への意識や知識を持つこと、その中で、今できることを少しずつでも実践することは、今保育で関わっている子どもたちが大人になった時に少しでも過ごしやすい世界を残してあげられることに繋がっていくと信じています。

洗うたびに放出されるマイクロプラスチックを出さない
食物繊維で作られたスポンジ
ヘチマで作られたヘチマたわし
こちらも自然素材なので
マイクロプラスチックを放出しません

この暑さをきっかけに、更に考えさせられる環境問題。

保育の中でも、少しずつ子どもたちに環境のことを考える機会を作っていけるように、工夫していきたいと思っています。

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