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やってみたいをカタチに②

前回の投稿で年長さん2人の『やってみたいをカタチに』のみんなのご飯をつくることについて投稿しました。
今回はもうひとつ取り組んでいる

ドレス作りについて書いていきたいと思います。

わたしたちが考えていた園の年長さんが身につけたいチカラとしては、卒園の時に小学校で使う雑巾を自分で縫うこと。
その雑巾を見たら、いつだって保育園のことを思い出せるし、その雑巾を持っていたら小学校への自信にもなるのではないかと、開園する前に考えていました。

どのきっかけから、針仕事に子ども達の興味が向くかな?と担任の先生たちと話し合い、子どもたちの興味があることを観察していたら、
年長の2人は“お姫様が好き“でした。
普段はワイルド面もある2人なのですが、キラキラしていたり可愛いドレスに対しての憧れがありました。
『2人にドレスつくってみたい?』と聞いたところ、『つくりたーい!』と即答をいただきました。
ドレスつくれたら素敵だよね!ということになったのですが…。

さてさて。
どうやったらドレスが子どもたちに作れるのかな?と裁縫が得意とは言えない私が、未だやったことないドレス作りのことを考えていたのですが、うちの保育園には、裁縫がとても上手な先生がいるので、その先生に相談してみました。

そうしたら『いいですね✨ワクワクします!ドレスについてちょっと私も調べますね!』とすぐにとても心強いお返事をいただけました。
こうやって、想いに賛同してくれて一緒に考えてくれる職員がいることが本当に嬉しいです。

進めていく工程を話し合った結果、カラーポリからステップアップしていってどんなドレスにしたいかを考えていこうということになりました。

カラーポリドレスの製作時の様子。
子どもたちが実際に形にすることで見えてくるもの
『頭って大きいな…』

『手の位置ってここらへんかな…』
作ることで見えてくる位置や大きさ。
試行錯誤しながら、それでも私が予想していたよりも、2人とも集中して1日でかわいいドレスを作り上げました。

このカラーポリドレスづくりから、布へとチャレンジが進んでいきます。
まずは
・裁断

ほとんど大人はサポート、という立ち位置で子どもたちがどんどん進めていきます。
静かな保育室に
ジョキジョキジョキとハサミの音と、集中している息づかいが聞こえるほどです。

そして、まち針でとめて
・手縫い
長い直線も、最後までやり切る。
毎回ドレスづくりで感じることは、『ここまでやり切りたい』という強い想いです。
そして、いつも大人の予想を上回る集中力と作業量。
『やってみたいこと』は『やらされていること』比べものにならないほど、集中力、想像力、発想力を産み出すことがわかります。


・アイロン
・ミシン
と次々に道具の使い方を覚えて、作り上げていきます。

そして、今回装飾に使用するパーツをInstagramやFacebookで呼びかけたところ。
彼女たちのドレスづくりをみていてくださる方々から、あたたかいメッセージ付きでたくさん送っていただきました。
皆さまからの優しい想いに感激しました、本当にありがとうございます。

皆さまからも想いものせて、この2人のドレスがいよいよ仕上げになっていく1か月。
これからどんなドレスになっていくのか、2人がどんなお姫様になるのかを、SNSで配信していきますので、ご覧いただけたら嬉しいです。

2人の活動の様子から、『やってみたいをカタチに』していくことが、子どもたちの力を伸ばしていくということを改めて学ばせてもらいました。

ご家庭でも
子どもだから無理、子どもには危ないと思わず、『やってみたい』という子どもから発信される想いを受け止めてどうやったらカタチにしていけるかをぜひ一緒に考えてみてください。

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