見出し画像

小説家✖声優「STORY LIVE」に寄稿しました。

 結構ね、面白い試みだと思うんですけど、皆様ご存知ですかね。小説家と声優さんたちのコラボレーションによる朗読劇「STORY LIVE」。

 講談社さんの手掛けるイベントでして、小説家が書いた短編を、第一線で活躍するプロ声優さんが一人で朗読して、その様子を自宅に居ながらにしてライブ視聴できてしまうという神イベントでございまして。もうね、過去の出演者を見るとですね、あまりアニメは詳しくない僕でもお名前を存じ上げているような、ほんとに旬の声優さんばかり。そして、その台本となる小説を寄稿しているのも、なかなかクセの強い(笑)作家陣となっております。

 で、11月2日公開分のお話を僕が担当しておりまして、当日は今社会現象となっている劇場版『鬼滅の刃』にもご出演の、江口拓也さんが朗読をして下さいます。イケボ声優さんですね!僕の中では、あれです。とにかく握力がすごい人の、中の人。

画像1

 今回書いた「MASTERMIND」というお話は、結構テクニカルというか、朗読劇としては難しい原稿なんじゃないかと思うんですよね。声の切り替え、テンポ、セクションごとの空気感の変化と、いろいろな要素があって、書いておいて言うのもアレなんですが、これ、どうやって一人で読み上げるのだろうか、、、と思ってしまうような作品。きっとね、プロ作家さんの技術をまざまざと見ることができるんじゃないかと思うので、声優志望の方のお勉強にも良いのではないでしょうか。

 ここまで、STORY LIVEはホラーものが多かったそうで、名を連ねている作家さんの名前を見るとさもありなん、と思うラインナップなのですけども、僕はホラーとかあまり書けないタイプなので、とりあえず、ホラー、ソリッドシチュエーションサスペンス、恋愛、コメディなんかをごった煮にしたようなものを書かせていただきました。いろいろ仕掛け小ネタもあって、面白い作品になったんじゃないかなと思いますので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しいなあと思います。

 STORY LIVE、僕の担当回は、11月2日、21:00~の予定です。
 チケット価格は1650円。本日から受け付け開始のようです。
 当日は予定が、という方にも、アーカイブ配信があるそうですよ。

 最近ね、「小説✖〇〇」っていうコラボが増えてきて、嬉しい限りですね。いろんな形で、小説だったり、お話作りの魅力だったりが伝わればいいなあと思っております。

「小説✖映画」のコラボもぜひぜひ。


小説家。2012年「名も無き世界のエンドロール」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。仙台出身。ちくちくと小説を書いております。■お仕事のご依頼などこちら→ loudspirits-offer@yahoo.co.jp