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地球の表面で暮らす私達の街は まるで薄い紙で出来ているかの様です。

絵画は生きている証を次の世代に残す作業であり
絵画はその時代を映す鏡だと思います。
今強く感じることを描き残し描き続けて行きます。


Paper town      s3号(27.3×27.3)㎝    アクリル画



街は膨らみ続け
建物や道路は空地を見つけ
水平方向へと広がり
地面の少ない都市部では
上へ下へと垂直に伸びて
超高層ビル群を創り出しています。
 
厚さ15㎝程のコンクリート壁で 造られた街
いかにも堅牢に見えるけれども
ひとたび大地が大きく揺れたなら
アスファルトの道はめくれ
砂利道とぬかるんだ泥道に化してしまいます。
 
鋼の橋も鉄の軌道も曲がりくねって
しばらくの間は使うことが
出来なくなってしまいます。
 
又2㎜程度の薄い鉄板の車体に預けた命は
危険な状態にさらされます。
 
どんなに文明が進んでも
地球の表面で暮らす私達の街は
まるで薄い紙で出来ているかの様です。
 
台風やハリケーンの大風の前では
簡単に飛ばされてしまったり
まとまった大量の雨に降られたら
ひとたまりもなく押し流されてしまい
海や川に向って
どんなに高い堤防を築いたとしても
それを乗り越える波はやって来ます。
そして その都度多くの犠牲者が発生します。
 
国や自治体も企業の技術者や研究者も
こうした事態に対応出来る街創りに努力され
そのご苦労は 並々ならぬものが有ると思います。
これからも安心安全な街創りに務めて頂ければ
大変ありがたいです。

そして そこに住み 様々な建造物や乗り物を
利用する私達も常に安全を心掛け
生活しなければならないと思いながら
この作品を描きました。


 
木製パネルにジェッソで寒冷紗を貼り
ライトモデリングペーストで
マチエール(絵肌)を創り 描画彩色しています





たくさんのスキを頂きありがとうございました。感謝申し上げます。


うらら


きしゃこく先生に取り上げて頂きました。ありがとうございました。


燈台のひとりごと





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