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「三嶋大社でGO」飛行機雲は 語り継がれる旅の思い出になって・・・


生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを
話し合う時間を設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。           若林 薫


三嶋大社でGO   F8(45.5×38.0)㎝  アクリル画  SNさん


三嶋大社の大イチョウとそれに重なる様にできた
珍しい数本もの飛行機雲
その様子をスマホに収める友人と
楽しかった旅の思い出をスポンジ(天然海綿)とコラージュで
描いています。
黄色く染まったイチョウの木は
本物の銀杏の葉をコラージュ貼り付けしています。
三嶋大社の境内を囲む長い板壁は
クレヨンで板目をフロッタージュこすり出し
細い板巾に切り これも貼り付けています。
更に更に参道に映る人影は 
新聞紙の小さな文字が並ぶ グレー味がかった部分を切り抜いて
これも又コラージュしています。

青い空と黄色いイチョウと 背後から照らす秋の日差しが
穏やかな旅の一日を感じさせてくれます。
たくさん写真を撮り終えて 茶屋で土産品を選んでいる様子や
皆ではしゃいでいる声が聞こえてきそうです。

作者は いつもどんな難しい作品に向かっても楽しそうに描きます。
その思いが見る側に伝わって 大変ここち良く感じられます。

                                                                     絵画講師 若林 薫 評





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