
愛おしい思いを面相筆に込めて
一点一点思いを込め 時間を掛け 仕上げている
絵画教室の生徒さんの作品です。
たくさんの方々に紹介したい思いで講評し発表させて頂いています。
展覧会とは違い皆様からの感想等を頂き
今後の制作の大きな励みとなっていると思います。
これからも出来るだけたくさんの作品を紹介していきますので
今後共よろしくお願い申し上げます。 絵画講師 若林 薫

日本はアメリカに次ぐ世界第2位のペット大国です。
日本の全世帯の3分の1がペットを飼う時代になっています。
15歳以下の子供の数が約1800万人に対し
ペット数は2000万匹と言われています。
ペットを飼う理由には動物が好きだから、
気持ちが安らいだり
子供の情操教育のためになる等が主な理由の様です。
従来の番犬などの扱いから家族の一員として共に暮らしていく
伴侶動物(コンパニオンアニマル)へと変わって来ています。
作者は猫が大好きと言うひとりです。
自分のペットである「オクトくん」と「アクアくん」を何枚も
絵にして来ました。
面相筆で毛並みを一本一本塗り重ねています。
気の遠くなる様な作業ですが 毛の微妙な色合いや体の厚みや
ぬくもりまでも感じる様な作品です。
毎日一緒に傍らで暮らしていればこその観察力なのだと思います。
コツコツと描き仕上がって来ると可愛さが増して
描く事が楽しくなってきます。
ただ一番難しいのは目を描く時の様です。
猫の目はいつも色が違って見えます。
色の作り方や描いていく順番が大事です。
作者は目を描くのに受講時間3時間の大半を費やします。
色んな表情を見せてくれる猫です。
寿命の短い猫との過ごす時間を考えると
たくさんの絵に残しておきたい思いで居るのでしょう。
作者は猫以外何を描いていいのかわからないと言います。
そこでいつも決まって愛猫を描きます。
「猫がかわいくて愛おしい 私にとって猫は命です」と
言い切る思いの凄さに猫への並々ならぬ愛情を感じます。
その思いが絵を描く原動力になっているのだと思います。
絵画講師 若林 薫 評

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