この作品のモチーフになっている式場は
イタリア南部の古い教会のようです。
入口の重厚な扉と、石造りの沓摺が
無数の人々の来訪で摺り減り
形が変わってしまっています。
この教会の長い歴史を
感じさせてくれます。
入念に描き込まれた
その扉のむこうから
新郎新婦が、両親や家族の待つ席へと
入って来る瞬間を切り取っています。
逆光の中の幸せそうな二人のシルエットが
見事に描写されています。
背景には、海を渡る風と
地中海の春の陽光が
幸せな二人を優しく包んでいます。
そんな心温まる様子が伝わって来る
良作になっていると思います。
絵画講師 若林 薫 評
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