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インド一人旅#1(コルカタ 到着)

インドについて初日朝から鉄道のチケットを買いに行った

鉄道のチケット屋さんまで歩いて1時間かかる

太陽に照らされ、滴り落ちる汗
路上にたむろする、犬🐕(野良犬が沢山いる)
朝だからか話しかけてこないインド人
これらを気にすることなく私は歩いた

チケット屋さんに着いた。
しかし、チケットを買うことは出来なかった。
私はお金を持ち合わせていなかった。

甘かった。
ここがインドであることを実感する。
ATMからお金がおろせなかったのである。
今日は日曜日、外貨を交換することが出来ない。

ATMが今後も使えなかったら私は生きて帰れないかもしれない。
ここで不安を抱えることとなるのである。

とりあえず、日曜日である今日を乗り切ることを考えた。
財布を確認する。
今手元にあるのは400ルピー
日本円に換算して、600円である。

時間はまだ朝の10時。

せっかくのインド観光初日を棒に振る訳にはいかない。

私はカーリー寺院に行くことにしたのである。
カーリー寺院は、ヒンドゥー教の女神であるカーリーが祀られている。

お金はどうする?
観光のためなら仕方ない。
私はウーバーを使った。
インドのウーバーは現金を払う決済しか取り扱ってくれなかった。

私は最も安いバイクのウーバーを申請した。
バイクの運ちゃんがきた。
愛想がないインド人だ。
ジェスチャーで後ろに乗れ、ヘルメットを被れと指示してくる。
私は少し不安を覚えつつバイクに乗り込んだのである。

インドの交通事情はかなり悪い。
まず、道が悪い。
完全にコンクリートが剥がれデコボコになっていた。
舗装自体されていない箇所も多くある。
また、道には車線が引かれていない。
そのせいで車が縦横無尽に走っているのだ。
なんてこった。
こんなの車が走るところじゃない。
けたたましくクラクションの音が鳴り響いている。

しかしながら、このバイクウーバーの選択は正しかった。
カーリー寺院まで125ルピー
往復考えて250ルピーだ
これなら飯が食える!

バイクウーバーは思いの外快適だった。
第一に、インドの風を感じることが出来た。
第二に、運ちゃんが危ない運転をするのでとてもスリリングで楽しめた。

カーリー寺院までは30分近くかかった。
ここから参拝までが大変であった。

運ちゃんに降ろされた後、私はカーリー寺院の近くまで来たし参拝をしたいと思った。
そこでone way と書かれた人が多く並んでいるところに引っ付いていく。
みんな裸足になっていたので、私もそれを見習って靴と靴下を手に持ち並ぶことにした。
しばらくするとセキュリティーチェックがあった。
私はそこでモバイルとカメラの持ち込みが禁止されてることを知る。
裸足のまま、私は来た道をとぼとぼ歩いた。
手荷物預けいれがあるようだ。
そこにも同様に人が多く並んでいる。
仕方ないと、バックと携帯をそこに預けると、コインを渡された。

私はここで少し勘違いをしてしまう。
預け入れにはデポジットと書いてあった。
これは先にお金を払って、後に用事が済んだら返金してくれる制度だ。

私はどこでお金を払えばいいのか分からなかった。
そこで、たどたどしい英語を使い人に聞くことにした。
しかし、なかなか通じない。
これは私の英語のせいでもあったが、勘違いがあったからである。

私は連れていかれ、デリバリーという列に並ばされた。
危ない。
これは預けた荷物を受け取るところだ。

私はようやく理解して、靴も同様に預け入れ寺院への参拝に向かった。

寺院の中は携帯を持ち込むことが出来ない。
不安になりながら入った。
中には沢山の人がいた。
本堂は4つの側面から中を拝めるようで4つの列に分かれて並んでいた。
まるでAKBの握手会のようだった。

私は比較的短い列に並んだ。
並んでる間には、ザーッと降るスコール。
うんざりだ。
裸足でびしょ濡れ。
スコールはすぐに止んだ。
止んだと同時に私は列の最前列に来ていた。

そこにはカーリー像が佇んでいた。
カーリー像はネットで調べるとすぐにでてくる有名な絵を像にしたものだった。
強そうなで何本もある手、すごく太い脚、印象的な真っ赤な舌を出している。
足元にはシバ神が倒れていた。

とても神秘的だ。
私は満足して、カーリー寺院を後にした。
デポジットの料金はよく分からなかったが、30ルピーほどした。

さあ、ここでじっとしていても仕方がない。
ホテルの近くにとりあえず帰ろう、そう思った矢先にまたスコール。
いい加減やめてほしい。
インド人も歩けないほどの雨。
止むのを待ち、バイクウーバーを呼んだ。

やっとのことでホテル近くに帰ってこれたのである。
しかし、時間は13時。
インドに来てインドらしき料理はまだ食べていない。
お腹が少し引き締める。
夜まで我慢するかと考えた。

しかし、なんと私のホテルの周りはホテルが多くある観光地であった。
なんと、パスポートも必要としない両替所が営業していたのだ。
まさに神の恵み。
私の今までの善良な行為に感謝して、日本円とルピーを交換する。
今回は反省して多めに交換した。

ここから、私のインド旅が始まるのであった。

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