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2023年に学んだことを3つ挙げる

がんの手術で入院してからちょうど1年が経ちました!2022年から2023年にかけて、仕事では初めての起業、M&Aで子会社化、スタートアップ1号社員、新規事業とたくさんの変化がありました。プライベートでも、病気や人との出会いと別れが重なり、自分にとって大きな学びがあった時期だなと思います。ちょうど1年の節目なので、学んだことを記させてください!

1.「正解がある」は幻想


ずっと選んだ道を正解にしたいと思っていたのですが、2023年は「正解なんてないんだな」という考えになっています。

正解という言葉が出る時は、複数の選択肢から選ぶタイミングが多いと思います。例えば仕事ならユーザー数UPや売上増加が、婚活ならプロポーズされることが正解に当たりそうです。でも、その正解はあくまでも短期的な正解です。ビジネスにとって、もしくは自分の人生にとって、中長期的に正解なのか?はその時点ではわかりません。

ちょっと話がズレますが、私は2022年の終わりにがんになりまして、手術と放射線治療をしました。Cancer Giftという言葉をご存知でしょうか?がんを経験したからこそ得られたもの、という意味で、病気をとても前向きに捉えている言葉だと思います。

私の場合はステージも浅かったので、経過も良好、命に別状はありません。学んだことは数知れず、大変な時に優しさをくれる周りの人への感謝も深くなりました。短期的に見れば、がんを経験したからこそ得られたものがあり、「病気になったから今の自分がある」と言うこともできるかも知れません。

しかし、中長期的に見れば、私のステージの5年以内の再発率は10%。再発の場合、完治は困難になる場合もあります。その時にも振り返って同じことを言えるのか?と思うと、今は自信がないです。

病気の話はちょっと極端かも知れませんが、仕事だって例えば短期的にユーザー数が爆上がりして「これが正解だったよね!」と思ったとしても、中長期的に見ればその方法では離脱率が上がったり、サービスの信頼度が下がってしまうようなこともあるかも知れません。

短期的な、自分たちで決めた「正解」に近づけることはできたとしても、長い目で見た時の正解は変わっていくし、どのように影響するか完璧に予測することは不可能です。

なので最近は、1つしかない正解がどこかにあるというのは幻想で、その都度油断せずに状況を確認し、必要に応じて行動を変えていけばいいんだなと思うようになりました。これは病気や仕事を通じた2023年の学びです。

2.不安を抱いた時は、挑戦心でうまくいく

アスリートのメンタルトレーニングをしている方に教えてもらったのですが、「できないかも知れない」と不安な状態で取り組むより、「私にはできるはず」とか「これを乗り越えたら自分の力になる」と前向きな挑戦心で臨んだ方が結果が出やすいそうです。

例えば私は精神的引きこもりなので、初めての人と話したり、プレゼンするのはとても勇気がいります。以前は、失敗するかも知れないと不安なまま取り組むか、徹夜でめちゃくちゃ練習して120%の自信をつけて臨むかのどちらかでした(極端ですね)。どちらを選ぶにしても、本番までは毎日緊張するしお腹が痛いし、どこか憂鬱な状態です。

でも、このお話を聞いてからは、「こんな大勢の前でのプレゼンは初めてだから、やり切ったら良い経験になりそう」など、不安を前向きな挑戦心に変換した上で取り組むようにしています。当日の変な緊張や力みもなくなりますし、何より落ち着いた心持ちで日々を過ごすことができて、これも2023年に得られて本当に良かったなと思うことの1つです。

余談ですが、今年に入ってから暗闇での有酸素運動を始めました。運動音痴の私にとっては、憂鬱になるぐらい高強度のプログラムにも参加しています。プログラムの大変なところ、山場が来る前は「大変なの来るぞ〜」「早く終わって欲しい・・」と最初は思っていました。しかし最近は「これ出来たら私めっちゃすごいな!」とポジティブ変換して取り組んでおり、結果としてどんどん上達しているのを感じてます。

ただマインドを変えてるだけなのですが、結果まで変わってしまうのは面白いですよね。どうせやるなら、不安で憂鬱な思いで迎えるよりも、挑戦心で明るく迎え撃った方がいいです、何ごとも。

3.認めたくなかったことに気づき認める(食べるのが好き)

一時期通っていたパーソナルトレーニングで、トレーナーの方がご飯のことを「餌」と呼んでいました。その時に強烈な違和感を抱いて、私は食べるのが大好きな方の人間なんだなと。ご飯は餌ではなくてご飯なので、毎食を大事に味わいたいなと思い、パーソナルは退会しました。

今は制限せずに食べて、他の運動でたくさん動くことにして、年間6キロほど落としました。

結構太っていた時期もあったので、ずっと、たくさん食べる自分いやだな、もっと少食になりたいって思ってたんです。どう考えても食べるのが好きだったのに、好きだと認められなかった。小麦粉とかバターとか、食べると罪悪感を感じる食べ物もありました。

それが認められた、受け入れられたのは良かったな〜と思ってます。

以上となります!

病気の方は1年かけてすっかり復活しまして、もりもりお仕事もしております!しばらくは有楽町のオフィスにいることが多いので、ぜひランチのお誘いなどお待ちしております🙌

https://twitter.com/caori_sh


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