スペイン料理とピッツァ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。　ボンジョルノ。

昨日は少し湿度が下がり、それだけでかなり体が楽に感じました。　久し振りにちゃんと料理をしようと思っていたら、相方が「ランチは僕が作るね」と。　そう言えば前日寝る前にひよこ豆を水に浸していたっけ。　どうもひよこ豆の気分らしいです。

私が自分の部屋でパソコンに向かっていると、ひよこ豆を茹でる匂いがして来ました。　そしてガチャガチャと色んな音も聞こえて来ます。

出来たよ〜と呼ばれて行ってみると、スペイン料理ガルバンゾーが！　これは10日くらい前に友人を招いてホムパした時にも作った物。　どちらかと言うと冬の料理だと思うのですが、ものすごく好評で全部なくなりました、絶対に余ると思っていたのに。直径25cmはあるタジン鍋一杯だったのに。　それに気を良くして、再度作りたかったらしいです。

少々硬くなったパン、ひよこ豆、ほうれん草が主な具材で、玉ねぎ、人参、ターメリック、サフラン、唐辛子、ニンニクなど。　そしてトマト。

炭水化物と野菜がたっぷりなので、これだけで十分です。　この暑さで食べられるか？と思ったけれど、美味しくてスプーンが進みました。　ご馳走様。

夜は私が作るつもりで、先日作ったナスのハンバーグに再挑戦しようとナスを茹でたりしていたら、近所に住む友人から「ピッツァを食べに行かない？」というお誘いの電話。その時点で7時半。　シチリアですねぇ、この時間にお誘いがかかるって。　行こう行こうという事で、調理中の具材は全て冷蔵庫へ。

車で15分くらいの所にあるピッツェリア、近いのに存在すら知らないお店でした。総勢10名、前菜を色々取って分けて、ピッツァは友達と半分こ。　肉を食べない彼女とトマトソースなしのピッツァが食べたい私、ベジタリアンピッツァをトマトソースなしで注文しました。　イタリアはどんな注文にも応えてくれるのが嬉しいです。　日本でも頼めばやってくれるのかしら？　

ナス、ズッキーニ、青菜、キノコなどが入っています、それにモッツァレッラ。　トマトソースなしのピッツァはとても軽く、最近はこればかりです。　半分でちょうど良い具合に満腹となりました。

という事で、又しても料理をしない日でした。　3月のロックダウンからとにかく料理をする毎日だったから、今になって開放されて楽している今日この頃です。　そして今日のランチも外食。　何だか続いています。

この夏は色々なナス料理を極めたいと思っていたのですが、実行しないうちに夏がどんどん過ぎていきますね。　この前始まったばかりだと思っていたのに。　と言ってもここはシチリア、暑さはまだ続くし海のシーズンも終わりませんが。夏の後半、もう少し海へも行こうと思っています。　これからの時期、特に9月に入ってからの海が好きです。　水温は高くなるし、まるでオイルのように体に水がまとわりつく感じになるのですよ。　明日は海だわ。