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ミートソース

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日の午後からやっとお天気が回復してきたパレルモ地方、今朝はお日様が出ています。 朝起きて、溜まった洗濯物を洗濯機に入れて、ただいま活動中。

一昨日の昼ミートソースを作りました、イタリア語ではラグーと言います。 普段は私が行くのですが、一昨日は相方が近所へ徒歩で買い物へ。 本当はアサリを買ってランチにボンゴレを作る予定だったのに、休業で買えず。 夜は昨日アップしたビーフのピッツァ風にしようと決めていたので、肉屋へ行ってそれ用の肉を購入、そしてあまり方針決まらずに挽肉も買って帰宅した彼でした。

ボンゴレがボツになったので、簡単にツナでパスタを作ろうかと思いましたが、まだ時間があるのでミートソースを作ることにした次第です。 作り始めは11時頃だったかしら?

ミートソースは結構時間がかかります。 まずは玉ねぎ、セロリ、人参のみじん切りから始めなくてはいけません。 大量に作る時にはFPでやりますが、一昨日は挽肉400gだったのでなんとなく包丁で。 私は北イタリアのやり方で作るのですが、この野菜のみじん切りを結構しっかりと炒めます。 その後ひき肉を入れますが、あまりかき混ぜないことがポイント。 時々大きく返しながら火を入れていく感じです。 肉にうっすらと焦げ目がついてきたらワインを投入、強火でアルコールをしっかりと飛ばします。 そこへ鷹の爪、シナモンスティック、ローリエ、トマトの水煮缶を入れて煮込んでいきます。 シナモンを入れるのはシチリアのとある地方のやり方。 少し煮込んだら、戻して細かく刻んだかんそうポルチーニを加えます。 これ、フィレンツェのやり方。

大体に詰まってきたところで、冷凍のグリーンピースを加えます、これはシチリアのやり方。 私のミートソース、あちこちの地方のやり方が融合しています(笑)。 

一般にシチリアのミートソースはトマトの量が多く、肉は少なめ。 北イタリアの物はしっかりと肉を感じます。 私は北イタリアの方が好きですが、これは好みの問題であります。

そして出来上がったのがこれ

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この盛りの多いのは相方用。 私はもう少し控えめです。 冷蔵庫にあったナスも揚げて、添えてみました。 一緒に煮込んでも美味しいですよ。

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ミートソースに限らず、ソースはパスタにかけるだけではなく、しっかりと鍋かフライパンの中で火を通しながら絡めるのが重要です。 イタリアでもお店によってはトマトソースを上からかけただけ・・・に出会うことがありますが、火を通しながら和えたものとは同じソースでも出来上がりが全く変わります。 茹でたパスタの表面に残っている水分が飛び、ソースとの絡まりが良くなるのです。 これ、科学的にも証明されているらしいですが、詳しいことは分からない・・・、でも確実に美味しく仕上がります。

と言うことで、一昨日は昼にミートソース、夜はビーフのピッツァ風と肉攻めの一日。 そして一夜明けた昨日のランチもやはり肉。

残っていたミートソースですが、なるべくなら2日続けて同じ物を食べたくない私は少々リサイクルを試みました。 カネロニに変身。

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カネロニ用の筒状になったパスタも売っていますが、それだとミートソースを中に詰めるのが大変です。 なので私はラザニア用のシート状の生パスタを使います。シートの上にソースを乗せて、グルグルと巻くだけなので簡単。 ベシャメルを容器に薄く敷いて、その上に巻き巻きした物を並べ、上からもベシャメルをかけて、パルミジャーノもかけてオーブンへ。 パスタを茹でていないので、ベシャメルは緩めに作るのがポイントです。

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ミートソースが出来ていればあっという間に作れるカネロニですが、見た目は随分違うし、ベシャメルが加わるので味も変わってきます。 ラザニアも好きだけど、カネロニの方がエレガントな見栄えかな?

肉を食べ続けている今日この頃ですが、まだ冷蔵庫に残った肉がある・・・。 今日も肉料理となりそうです。 その分野菜も大量に食べていますけど。 明後日から週末プチ旅行なので、今この時点で買い物はあまりしたくないから、今日と明日は冷蔵庫にある物で暮らします。 私は肉食女なので良いのですが、見た目と味は変えたいので何を作るか考えます。 なかなかアイディアが浮かんできませんが、あちこち皆様のnoteを眺めなていたら何か浮かぶかも? 期待します。

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