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私的お助けメニュー ビーフのピッツァ風

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

昨日の午前中海へ行き、帰宅したのが1時頃。 海へ行った日は大抵この時間から急いでランチの支度をします。 

面倒な日はパスタ、パスタ好きなシチリア人の相方はご機嫌ですが毎日はパスタを食べたくない私、作るのは楽だけどあまり食が進まないこともあります。 

先日何故か大量に買ってしまったトマトがあり、サラダで食べるには多過ぎたので一部をソースにしてありました。 多過ぎたって2Kg買ってしまったのです、本当に魔が差したとしか言いようがありません。 

そのトマトソースを使って、これ又夏の定番のナスのパスタ、「ノルマ」を2日連続で食べました(実はナスも買い過ぎた)。 3日目の昨日、彼はパスタでオッケーなので私はサラダを食べようと思って帰宅してキッチンに立ったところ、急遽方針変更です。

夜に食べようと思っていたステーキ肉を使うことにしました。

ビーフのピッツァイオーラ、牛肉のピッツァ風です。 前にもご紹介したことがあるのですが、この料理は私のお助けメニュー、やる気のない時、時間のない時によく登場する一品。 ピッツァ風という名前の通り、トマトソースとモッツァレッラを使用します。

いつものやり方と異なる点は2つ。 1つ目はいつもなら割と薄い肉で作る所今回は結構厚みのあるステーキ肉を使用したこと。 2つ目はフレッシュトマトではなく、トマトソースを使用したことです。 目的はパスタではなく、他の料理でトマトソースを消費することでしたから。

肉にオリーブオイル→パン粉と付けて、玉ねぎのスライスと共に耐熱皿に並べます。 その上にトマトソースをかけて、オーブンへ。

だいたい肉に火が通った所で一度取り出し、モッツァレッラとバジリコを乗せて再びオーブンへ。 チーズが溶け始めたら完成です。

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厚目に切ってもらっていたお肉、1枚で約500g。 それを4等分しました。 玉ねぎからどのくらい水分が出るかによって、出来上がりが毎回微妙に変わる・・・。 今回の仕上がりはこんな感じでした。 どうなってもあまり気にしません(笑)。 ドライに仕上がってもウェットに仕上がっても、確実に美味しく出来るから。

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準備して、オーブンに入れて、焼きあがって、食べ終わるまでに50分。 何せ下ごしらえは3分くらいで終わってしまうので。 オーブンに入れている間にシャワーも浴びることができちゃうし、とっても楽ちん。 洗い物も耐熱容器、サラダボウルとプレート2枚なので、後片付けも楽です。

一見豪華そうに見えるのですが、私の手抜き料理であります。 

フィレンツェに住んでいた頃は、夏にオーブンを使うなんてとんでもない話でしたが、ここシチリアはフィレンツェよりも湿度が低く、我が家は海風が入るのでオーブンの熱がこもらないのが有難いことです。

しかしこの日夕方から湿度が上がり、私のi phone によると62%。 いつもより高いなーと思いながら東京の湿度を調べてみたら、なんと90%越え! その湿度なら息が出来なくなりそうです。 外も雨、家の中でも水中にいるのと同じ感じですね。 そう言えば2年前の夏に帰国した時、日本中稀にみる暑さの夏で、2度とこの時期には帰国するまいと思ったのでした。 20数年振りの日本の夏は、私の体にはきつかった。

因みにこの料理、フライパンでも作れます、やったことないですけど。 フライパンで作ると側にいなくてはいけないので、私はオーブン派なのです。

簡単で美味しいお助けメニュー、重宝しています。

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