あの別れから９年。彼と彼女の今。

気付いたら９年もの時が過ぎていた。

そうあの日も梅雨のジメジメした夜だった。

今までの彼女は俺のいうとおりにしてた、けどお前は全然変わらなかった、変わるのを待ってた。
ボウリング場に行くなって言ったのに行った。（彼は周りから私のよくない噂を聞いてものすごくかなしかったらしい）　
別に年上の俺に縛られなくてもいい、結婚したいなら合コンでもして結婚すればいい。

これだけのことを最後に言われ、26歳だった私は混乱した。
結婚したかったし、家族になりたかった。。

最後に車を降りてからの9年間、ボウリング場で会っても挨拶さえしない。目は合う。

9年という歳月が過ぎ、未だにおいかけようとしている私は馬鹿だと思う。

周りからもいい加減にしなさいとことごとく言われる。

9年の間に付き合ってもいいかな～と思う好きな人は何人か現れたけど全て失敗してる。

何度見ても元彼のなにがいいのかよくわからない。

話していてオモシロイけどくどい。
食にあまり興味がない。
服装はダサい方、一年中寒くても素足にサンダル。
頭は私の何倍もいい。
どんなに私がわがまま言っても聞いてくれる。

9年でお互いに多少は変わったような気もする。

私は痩せたりふとったり、痩せたりを繰り返し、仕事もかわった。
外見はさほど変わらないけど考え方は少し変わって9年前に言われたことを理解できるようにはなった。
　
相手は白髪増えたけど薄くはなってない。体型もさほど変わらずだけど投げ方は変わった。
あいかわらず話は長いしくどい。