ギンザシックスで「サノマ」をお迎えしました〜前編

Jasmine(香り総研)

ローンチを知ってから気になっていたフレグランスメゾン「サノマ」がいよいよ発売になりました(おめでとうございます)。
都内ではギンザシックスでタッチアップできるとの情報を得たので、土曜日に出かけてきました。

本題の前にちょっと言い訳

期間中は、ギンザシックスに渡辺さんご本人がいらっしゃるかも…という情報があったので、(大勢の人びとの頭越しにでも)ひと目お会いできたらいいな、という期待とともに出発しました。

土曜のため私は子連れになってしまい、子供を屋上で心ゆくまで遊ばせ、オムツ替えなどを済まるといった寄り道を経てようやく売り場へ。

ここまで来る時間効率の悪さに内心「あちゃ〜」という気分だったのですが、結果としてジャストタイミングになりました。

幸運にも、まさかの渡辺さんご本人にお会いできたのです!

ちょうど他のお客さんもおらず、パズルのピースがピタッと合った瞬間のようでした。

この表現は大げさかもしれませんが、実は子連れで買い物に行くのってとても大変です…

だからこそ、もし渡辺さんがご不在でも素早くタッチアップだけはしよう!と決めていました。

そんなわけですが、子供のおかげでタイミングよく(?)、光栄にも、渡辺さんご本人から4種の作品の解説をいただくことができました。

4種類のサノマ作品

まずは、3-17という軽い仕上がりの香りから。

アロマティックでさわやか、甘すぎない青リンゴのフルーティーノート。
誰が嗅いでも高い好感度を得られそうな一本で、男女を問わず持っていて損のない作品だと思います。
私の中では夏に思い切りたくさん使いたい香りです。
余談ですが子供はこの香りでニヤリと笑っていました。

次に、4-10というとらえどころのない不思議な香り。

フローラルとアクアノートのみごとな融合、乾燥した晴れの日に嗅ぐ草のようなグリーンノートがくるくると表情を変える面白い作品です。
私の肌の上ではフィット感が素晴らしく、この日はじめて肌に乗せたとは思えないほどでした。

3つ目に2-23という、いまっぽさ、トレンド感のある香りです。
いわく、ウード調ウッディ・スパイシー・ローズ。
私の肌の上ではフレッシュなスパイスの風味を際立って感じた後、レザーらしさを強く感じさせるウードが長く残りました。
後ろに控えるようにローズも感じられ、オシャレ感度が高い作品です。

最後に1-24という、4本の中ではもっともサノマらしさを実感した作品です。
渡辺さんのnoteやインスタライブを通して、(実際に試香せずに)もっとも購入してみたいと考えていた香りです。
正反対の要素をどうまとめるのかに興味がありました。また自分の肌の上でどう香るのか確かめたくなる作品です。
肌の上ではウッディーノートとスパイシーノートが醸し出すクールな雰囲気の中に、アンバーのぬくもりを感じます。
ちょっと変わった香りを必要としているなら、1-24はその期待に応えてくれるはずです。

2-23と1-24のスパイス要素はそれぞれ異なっていますが、それぞれが作品の中で大きな役割を果たしています。
ここで併せて補足します。
どちらの作品でも、スパイシーノートは文字通りのスパイス=ちょっとした変化の要素としてではなく、作品の重要な要素になっているところが興味深いです。
もし、1-24からカルダモンがなかったらこの正反対のバランス感は表現できないだろうし、2-23の四川山椒が違うスパイスだったら霧がけぶる森の中の雰囲気は出ないだろうな、といった具合に、です。

試香する順番が大切

実際にこの順番で試香していったのですが、この順番には意味があることがよくわかりました。

軽い香りから順に追っていかず、重い香りからの場合は、軽い香りを感じにくくなる傾向にあるからです。

これは、サノマに限らず香水全般に言えることです。

3-17や4-10は、後回しにしたら印象が弱くなってしまっただろうな、というのが素直な感想です。

特に4-10のとらえどころのなさは、通り過ぎてしまう人もいるかもしれません。

私が訪れた時間帯は、たまたま全種類全サイズが揃っていました(なんという幸運)

タイミングによっては売り切れてしまったこともあったようです。

かけがえのない「サノマ体験」

渡辺さんの丁寧な解説をうかがいながらの実際の試香は、素晴らしい体験でした。
渡辺さんは作りたい香りのイメージを明確にお持ちであり、且つ、ご自身の思いや意図を正確に言語化できるからこそ生まれ得た作品なんだと実感しました。

今回、解説の言葉の一つひとつを実際の香りとして楽しむことができた体験は、さながら映画監督自身による作品解説のようでした。

ギンザシックスでのポップアップは本日18日で終了してしまいましたが、ほかの機会にまた体験したくなります。

次回のnoteでは、私が悩みに悩んで購入した1本について書いていきます。


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