風の時代は個の時代っていうけどね

風の時代の基本的な構造の話をしたいと思います。

これまでの土の時代はピラミッドの形をして動かしていました。
三角錐みたいな形で、頂点があって、そこから下におろす感じです。
これは、まんま企業の構造です。
社長が一番上にいて、役職クラスがいて、一般社員がいて、なんならその下にパートがいるみたいな構造。それで社会は動いてきました。

ピラミッドとかくとなんやら怪しいスピリチュアルな方へいってしまいそうですが、そうではなくて、封建社会、資本主義社会を動かすのに適していたのがこの構造であったので、自然とそうなったんだと思います。
まあ、多少は宇宙のエネルギーを頂点に〜、みたいなものはあったかもしれませんが、そこまでぶっ飛んで考えなくても、三角錐の形で頂点と底面が決まったら、この構造になるよな、ということです。

頂点(社長)から発せられる意図は、下に降ろされますが、基本的に飛び越えていくことは許されなく、大抵は役員クラスを通り、リーダークラスを通り、意図は届きます。
いわゆる伝言ゲームですな。
人数が多い企業や支店が全国や海外にまで及ぶ場合は、その共有を社内報でしたりイントラ使ったり、SNS使ったり、イベントで共有する場合だってあったでしょうなあ。
まあ、なかなか社長の意図は末端にはつながりませんなあ。
いろんな人をかいすれば、大抵は意図が歪んで伝えられますしね。

それでも、土の時代に企業が大きくなれたのは、頂点にいたのは社長ですが、目的がはっきりしていたからです。
それが前にも少し触れた「利潤」です。
封建社会の場合はまんま「君主=社長」だったんですけどね、資本主義の場合は社長ではなく「利潤」が頂点にいました。
どの会社もそうだとわたしは思っているのですが、トップは「数字(利潤)」しか見ていませんでした。
社員が具体的にどんな仕事をしているのか理解しているトップは稀でしょう。とにかく、営業もそうですが、トップも数字を作ることができることが重要でした。

少し脱線して話を書きます。
土の時代の資本主義社会のターンでは各国の政府は実はトップじゃないんです。トップに見せてるだけ。見えてるだけと言いますかね。
本当のトップは「企業」です。
日本で言えば、国会がトップぽいですが、そうではありません。
あちらは、資本主義に乗れなかった方々のための封建主義の名残でございます(ごめんよう。悪気はないんだよう。でもわたしにはそう見えるんだよう)。
企業は、そこで作られた法律に基づいて、動いていたと思いますが、わたしが振り返るに、企業を成長させるための立法が行われていたと思っています。つまりは企業ありきの法律です。最終的にそこからどうやって税金とんの?ってことかなと。


さて、話を戻して
先日、AU(KDDI)の大規模な通信障害がありました。
わたしはその時の社長の会見を見ていないのですが、旦那の話を聞くと、ものすごく「まとも」だったとのこと。
これまでの、ゆうちょトップ陣の会見(2020年の不正送金)やNTTの会見(2021年の接待疑惑・通信障害)とは違ったんだな、と思いました。
つまり、謝るだけじゃなく、どんな問題が起きていて、どのように解決するのかを自らの言葉で話せた、ということ。
つまり、現場の仕事を具体的に理解しているということ。

これが意味することは(何度も書いちゃっていますが)、
やはりこれも、土の時代の終焉を表現しています。
「数字」を見ているだけじゃ、社長の仕事はつとまらない時代に突入いたしました。ということです。
数字も見ないといけないんですけど、なんでその数字になるの?という、部分まで理解しないといけない流れが来ているということかなと。


風の時代のピラミッドはどんな構造になるのでしょうか?
それは「球体」なんです。

トップは中心にいます。三角錐の時の頂点に当たります。
そして、表面が、三角錐の時の底面に当たります。
三角錐のピラミッドでは、頂点から底面に意図が流れていたので、時間もかかるし、間違って伝わることもありました。
しかし、球体であれば、中心点から表面までの距離は全て同じです。しかもダイレクト。早いし、間違いが少なくなります。
もちろん、それぞれの受け取り方に違いは出ますので、完全に意図を踏襲することはできないでしょうがね。

しかし、その違いこそが、風の時代は武器になります。
わたしたち人間は、同じ人間ですが、見た目はもちろん考え方も得意なことも好みも全然違います。
それを使って、物事を進めていく時代に入ったんです。
(人間は自然の一部ということも頭に入れておきたい。)

トップは中心と書きましたが、それはもちろん、君主(社長)でもないですし、利潤でもありません。

中心は「自分」です。
「個」です。
そして、それは自分の特技と言いますか、自分そのまんまなんです。

そして、土の時代のピラミッドは、安定したり成長するために大きくなっていきましたが、その時は、建物を大きくして、人を増やしたり、作るものを増やしたりしてきました。
風の時代は、中心の個が反応するものとすぐに結びついて大きくなっていくことになります。

球体がポコポコくっついているイメージ湧きますでしょうか?
泡がぶくぶくしている感じでもいいんですけど。
あんな感じなんです。
ただし、それが「氷」の性質を持っています。

つまり、溶けてくっついて、大きくなっていくんです。
氷は溶けると水になりますが、自分がいいなとか思った時に、氷が溶けてくっつくんです。
土の時代は、建物をガッチリ立ててそこに人が入たので、頑丈でした。というより逃げにくかったんです。
でも風の時代の氷は、すぐに溶けて、離れることもできます。

なかなか文章で表現することが難しいのですが、
氷を実際に持ってやってみたり、雪で考えたりするとわかりやすいです。
大きくなりすぎることはないと思っています。


風の時代というのは、利潤(お金)を見ていてもどうしようもありません。
いや、お金というものはシステムとしては残ると思います。
便利ですし。
ただ、もうそれが全てではなくなります。

ええ、どうすればいいの?となるかもしれませんが、
それすら心配無用です。
というより必然みたいな感じなんです。
これまで風の時代の種のホロスコープを読み込みまくってきましたが、
太陽と水星・合とグレコンチーム(木星・土星)の度数が1度でしたので、もう考える”すき”なんて与えません。
それしかできない、ということになり、環境が後からついてくるような感じになります。

何が言いたいかって。
もう「自分」の好きにするしかないんですよ。

好きも嫌いも全てが「自分」。
自分からは逃げられません。

バカでもアホでも、間抜けでも。
傲慢でもキザでもナルシストでも。

それでいいんです。
それが本質であれば、それが間違いなく
価値になる時代です。


わたしは、
のんびり 平和に暮らしたいですな。


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