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3年ぶりのドイツ ワンオペフライト編

私たちは長女が1歳から6歳までの約5年間ドイツのベルリンで過ごしました。

2021年に本帰国してから、コロナ禍や第2子の出産もあり、その後なかなかドイツへ遊びに行くことができませんでした。

しかし、その間も長女は、定期的にドイツのお友達とビデオチャットでつながっていて、その度にお友達から会えなくて寂しいよと言われているのを何度も見ていたので、ついに決心しフライトを予約しました。

期間は春休みの2週間、夫は長期の休みが取れないので、私だけで娘2人を連れて行くことにしました。

しかし、9歳と1歳の子供を連れての長距離フライト、1歳の次女は初めてのフライトで不安しかありません。

しかも、ベルリンまでは直行便がないので、まずフランクフルトまで14時間ほど飛び、そして飛行機を乗り継ぎフランクフルトからベルリンまで1時間ほどかかります。この乗り継ぎの時間が日本時間の真夜中にあたることもあって、長女が寝てしまったらどうしようという心配もありました。

しかし、私の心配を他所に、長女は、ドイツに行ったらあのお菓子やアイスが食べたい、あの遊園地へ行きたい、と言ってとても楽しみにしていました。

フライト前に、長女には、子供用のヘッドホンを購入したり、iPadに好きなアニメをダウンロードしておきました。次女には、好きなお菓子や新しいおもちゃ、絵本などをリュックに詰められるだけたくさん準備しました。

また、今回私だけで子供たちを連れていくので、念の為、大使館のホームページにある渡航同意書を印刷し、夫と私が署名したものを持参しました。

国際結婚のお友達から聞いていたのですが、片親だけで子供を連れていく時は、入国時に連れ去りなどを疑われたりする可能性もあるので、必ずもう一方の親が同意していることを確認できるようにしておく、と言っていました。

私たちも、実際、入国審査ではなく出国審査の時でしたが、

「父親はどこにいるんだ?」

という質問をされて状況を説明する場面がありました。説明だけで済んだので、同意書を見せることはありませんでしたが、持って行って良かったなと思いました。

そして、出発当日。空港までは夫も一緒に来てくれて、いざ搭乗ゲートへ向かいます。11kgある次女を抱っこ紐に入れ、荷物でパンパンのリュックを担ぎ、搭乗しました。長女も頑張って自分の重たいリュックサックを担いでくれました。

とても幸運なことに、チェックイン時に3席横並びで空いている席に変更してもらったので次女のスペースも確保することができました。

フライト前半は飲み物を飲んだり、粘土をしたり、次女は少しお昼寝もして騒ぐことなく過ごすことができました。長女はiPadの中に用意していたアニメ以外にも飛行機の映画も楽しんでいました。

しかし、次女がトイレの流す時の轟音に驚き、怖がってしまい、トイレに連れていく度に嫌がるのでこれは困りました。

ギャレーに行くと、CAの方が声をかけてくれて、バナナや飲み物をいただきました。また、次女が初フライトでフランクフルト便なことに驚かれていました。確かに私も12時間ほどのフライトは経験ありますが、14時間越えのフライトは本当に長いです。。

そして大人も疲れてくる10時間を過ぎたあたりで次女が限界を迎えました。フライトに飽きてしまいギャアギャア泣き叫んでしまいました。しかし、機内は夜モードのため逃げ場がなく困っていると、CAの方が1番後ろの窓からは外が見えると教えてくださり、後方に行きました。少し気分転換し、なんとか泣くのが収まり、元の席に戻りました。

私はフライト中一睡もできませんでしたが、次女はその後日本時間の夜にあたる時間だったのでまた寝てくれました。長女も、少しして寝ましたが1時間ほどで飛行機が朝モードになり、明るくなったためか起きてしまいました。

そしてフランクフルトに着きました。元々乗り換え時間が短くて心配していましたが、予定より30分ほど早く到着し、無事にベルリン行きの飛行機に乗れました。

しかし、この時、長女は耳抜きのために水を飲み過ぎてフライト中に気持ち悪くなってしまいました。その後少し眠りましたが、また着陸で起こされて可哀想でした。

ベルリン・ブランデンブルク空港まで友達に迎えに来てもらい、スーツケースなどを運ぶのを手伝ってもらいました。そしてタクシーに乗り、別の友達の家に向かいます。

そこは、前に住んでいたマンションの下の階に住んでいるドイツ人の友人の家で、その中の一部屋を借りることになっていました。

久しぶりに友達に会い、ホッとしましたが体の底から疲れていました。。

次女も起きてしまい、しばらく遊んでいましたが、現地の夜中になり3人共一旦寝ました。

すごくたくさん寝た気がしたのに、起きたらまだ朝5時でした。。

娘たちもなぜか6時くらいには起きてしまい、同じマンションの別の友達が朝ごはんを作ってくれていたのでその子の家に行きました。

こんな感じで、何とかワンオペフライトを乗り越え無事にベルリンに着きましたが、その後は時差ボケ祭りで、私も娘たちもなかなか体が慣れるまで時間がかかりました。


次に続きます。

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