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くだらないことから気付いた、自分の正直な想いに向き合う大切さ

数ヶ月前に、占いに行った。

風水を得意とされている方で、知人が新しく家を決めるときにお世話になってとても良かったと教えてもらったので、わたしも自宅の間取りを紙に書いて持って行った。

占いは好きで昔から何度も行っている。ピンポイントで聞きたいことがなくても良いと紹介されると行ってみたくなるタイプなので、今回も気軽な気持ちで。

最初に、自分の生まれながらに持つ運命や得意とするものなどを教えてもらったとき、恋愛の部屋が壊れていると言われた。関係が長くなると壊したくなるらしい。でもおじさんにはモテるから、年上の彼氏ならいいとも言われた。

言われて最初に思った感想は、「やっぱりね・・・」だった。昔から恋愛に縁遠い自負はあったし、ものすごく楽しくて幸せな恋愛を長くした記憶もなかったからだ。

そのあと、風水的に恋愛運を上げる部屋にするにはどうしたらよいかを教えてもらった。南の方角に黒い花びんを置くとか、玄関にカエルの置き物を置くとか、本当に〜?と思ったが、家に帰ってさっそく言われたことに取り掛かった。せっかく教えてもらったのだから、おもしろ半分でも実践してみたいと思った。

その中のひとつに、好きな芸能人のポスターを玄関と寝室に貼るというものがあ理、さっそく好きな芸能人を探して、わたしは中井貴一のポスターを貼ることにした。

中井貴一は(わたしの個人的な印象)、すごくかっこいいおじさんだ。優しそうで頼れて全てを許し包み込んでくれそうな安心感があって男性としてもかっこいい。きっとこういう男性と素敵な恋愛をするんだと思った。

それから数ヶ月は優しい笑顔を見ながら眠りについたが、最近、恋愛対象とは違うのではないかと考え始めた。

わたしって本当に、中井貴一みたいな彼氏が欲しいの?好きなタイプだったっけ?と自分に問いかけてはっとした。

占いで「恋愛の部屋が壊れている」「おじさんにはモテる」、そう言われて無意識に叶いそうな相手に寄せていっていたのだ。

人一倍恋愛に憧れを持っていたのにうまくいかなかった過去があって、恋愛の部屋が壊れているからだったんだ!と、とても都合のいい理由を見つけたかのようにくっつけた。

本当はショックだったのに平気なふりをして、傷付いた自分に蓋をして隠してしまっていた。

自分の正直な本当の想いは、いくつになっても幸せな恋愛がしたいし、最近のタイプは横浜流星。なにを恥ずかしがることがあるんだ。自分に対して自分を恥ずかしがるようなことはしたくない。

ものすごくくだらない話だが、ものすごく大切なことに気付けた。

さっそく翌日、横浜流星のポスターに張り替えた。


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