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ホームパーティでわかった、全体を想像する力

先日、友人を招いてホームパーティを開催した。

友人は飲食業界一筋でヴァンナチュール(自然派ワイン、ナチュラルワイン)にも詳しいお方。

初めてお店で出会ったとき、ワインのことを何も知らない私と妹に勧めてくれたヴァンナチュールのスパークリングが本当に美味しくて、一瞬で虜になってしまった。
その時に店員さんだったその友人をナンパしたのがきっかけで仲良くなり、定期的にホームパーティを開催している。

今回はこの三本をいただいた。全て飲み干してしまった後で色もわからないが、左から白、赤、洋梨のスパークリング。3本ともインポーターはディオニー株式会社 。

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ヴァンナチュールは元々の生産数が少ないので、美味しい!と思っても次にまた同じものを飲めないことが多い。

友人はそんな一期一会のようなヴァンナチュールの特徴をよく掴んで、いつも私たちの好みの一本を持ってきてくれるので本当に感謝している。

さてその日は午前10時半にスーパーに合流、一緒に食材の買い出し。昼飲みが大好きなのでちょっと早すぎ?というくらいの時間でちょうどいいのだ。

家に到着後さっそくフォカッチャ仕込み開始。
各自作りながらビールを飲み始める。

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作っている間にもつまみたいでしょ?と、

友人が前菜を数種類、事前に作ってきてくれていた。
(素敵すぎる気遣いとパフォーマンスがやはりプロ)

・スイカのガスパチョ
・自家製がりのポテトサラダ
・柚子ジャム入りのキャロットラペ
・タコのマリネ

フルーツ要素がところどころに織り交ぜられているところに感動した。
素人がスイカを食事系スープにするなんて絶対に思い付かない。

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前菜の次はフォカッチャとラタトゥイユ、そしてメインの鱈のグリル。
※ラタトゥイユ撮り忘れ

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デザートは桃とブラータチーズ。オリーブオイルをかけて。。
※桃にまぶしてあるのは紅茶の葉

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美味しくて美味しくて、「ここもうお店じゃん!!!」と何度も叫んだ。

料理に感動しつつ、友人の手際の良さを近くで見ていて、
料理を作る人は全体を見る力がすごく優れているな〜と実感した。

一番最適なタイミングで料理を出すために、仕込みのときから全体の流れを考えながら動いている。料理の順番、その料理に合うワインの順番、最初から最後まで想像している。

私はアシスタントとして手伝ったが、次にシェフが何をするか全然つかめていなかったようで、自分の役目は終わったなと思ってトイレに行ったらまだ必要だったらしく、アシスタント一番必要なときにいないんだから〜と怒られてしまった。笑

誰かのワインがなくなりそうだったらつぐとか、お皿が足りなそうだったら持ってくるとか、そういうことはできていたので自分は割とできるほうかなと自負していていたが、そうではなかった。

その場その場で自分がやるべきことはわかっても、全体的な流れや方向性が想像できていないと思うような結果にならない。
これは料理だけにとどまらず、仕事でも遊びでも同じことが言えるなーと、ホームパーティの最中何気なく思っていた。

楽しい美味しいホームパーティから思わぬことを学ばせてもらえた。

あれやこれやと話に花が咲き、気付いたら10時間も経っていたことには本当に驚ろいた。友人と、また次回の約束をして帰りを見送った。

次に会うときは、もっと役に立てるアシスタントになりたいと、睡魔に襲われながら小さく誓った。

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