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真夜中の代々木公園でソリ遊び。人生初の雪に狂喜乱舞する愛犬と。

青森に住む叔父やスキーに行って車で帰宅する友達からのLINE、信州に移住した友人のSNSなんかを見ると、「すごい積雪!大変そう・・・・・・でもうらやましい」と思わずにはいられない、雪に憧れる東京都民です。

そんな東京にも数年に一度は雪が積もります。今年は1月6日にその時が訪れました。降り始めたときは、冬休み中だった息子と窓の外を眺めながら、「けっこう降ってるね」「でも予想では積もりにくい雪らしいよ」「え、残念」なんて話していたんです。

が、予想に反してあれよあれよと積もり始めて。

前回、都心の大雪は4年前でした。あのとき私はちょうど腸閉塞で入院していたので逆によく覚えています。けっこうつら〜い入院生活で、夫から送られてくる息子の楽しそうな写真を見ては「次に雪が降ったら私も一緒にソリ遊びしたい!」と残りの治療をがんばったのでした。

今回の雪は翌日には溶けてしまうことが予想されたので、夕食後に夫が「よっし、代々木公園行くぞ」と、数年に一度の出番を待っていたソリを持ち出してきました。ちょうど息子の親友とママも夕飯を食べに来ていて、みんなで出かけることに。

中一男子たちは最初「えー、寒いのに・・・」と渋っていたけど、パパが行くと言ったら行く、と知っています(笑)。しかも、今年はわが家に愛犬がいるのです。まだ1歳になっていない彼女にとって、雪は人生初。歌にあるように、犬が雪を見て喜ばないわけはありません。

人間はできる限りの防寒をし、犬は自前の毛皮をまとって、真夜中の公園に向かいました。

うちから代々木公園までは、いつもの速歩でも30分弱かかります。ましてや降雪直後に凍結した路面。急いで歩けばつるん!といくので、誰もいない表参道をゆっくりと歩きました。

中一の子どもにとって、こんな真夜中に外を歩くというだけでも特別な経験。いつもならもう布団にくるまって寝ているくらいの時間です。しかも辺りは一面の雪。つるんつるんとすべって歩きにくい道路さえ、都会っこにとっては特別感でしょう。大人の私まで気分が高揚して、ワクワクしました。

代々木公園はピクニックをしによく行きます。ちょっと小高い丘のようになったお気に入りスポットがあり、この日もそこに行ってみました。

美しすぎて、なんかもう、言葉も出ません。

息子たちがちっちゃかった頃のそり遊びを思い出しました。大きくなったなぁ。
「いつもの二人」に新しく加わった妹分と。誰よりもはしゃぎまわって写真がぶれまくるので、なかなか「犬のカタチ」に撮れません(笑)

よーっし。ソリ遊び。背中を押して加速すっぞー! いっくぞー!

走り抜けるソリを追いかける犬。しっぽがちぎれるんじゃないかってくらいブンブン降りまわしながら、にぃにたちの後を追いかけ、興奮してバフバフ吠えまくっていました。

去年の2月6日に生まれた彼女にとって、初めての雪。「なにこれ、めっちゃ楽しいんだけどー!」という、心の声が聞こえてくるようでした。もちろん合間に喉が渇いたら雪を食べますしね。最高ですよね。
ちなみに私たちは、夫が持参していたウイスキーに雪を浮かべて飲みました。最高でしたよね。

小一時間で帰る予定が、やっぱり楽しくてけっこう長居した子どもたち。ゆっくり歩いて帰ったせいもあって、帰宅したのは夜中の3時前でした。冬休み中の積雪でよかったねぇ。

翌日は、お昼前になってもだーれも起きてこないのんびりな一日。雪はやっぱりすぐに溶けてしまったので、真夜中に遊びに行ってよかったです。

次の大雪は何年後? 息子はもう高校生になっているかもしれませんが、また親友一家を誘い、同じコースで遊びたいなと思っています。次回は、帰りにラーメン食べたいな。


#みんなでつくる冬アルバム


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