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東京周辺散歩・旅日記

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東京都内の有名・無名なスポットをめぐります。 たまに神奈川なんかも。
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記事一覧

恵方巻きもいいけどいなりもね! 2/12は「初午いなり」

恵方巻きもいいけどいなりもね! 2/12は「初午いなり」

節分が近づくと恵方巻きが食べたくなります。「節分=恵方巻き」は一大ブームとしてすっかり定着し、寿司屋はもとより、スーパーもコンビニもそれ一色だから。ところがその発祥は意外と下世話で・・・wという話は以前まとめましたが、わが家もブームにのっかって節分には必ず具だくさんの太巻きを作っております。

恵方巻きをおいしく頬張った後には、もうひとつお寿司を食べなきゃいけないんですよ、日本人としては。それが、

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インド料理ってこんなに凄いの!? プロデュースしながら私も学んだ「アヒリヤ」の魅力

インド料理ってこんなに凄いの!? プロデュースしながら私も学んだ「アヒリヤ」の魅力

麻布台ヒルズがOPENしてまだ1ヵ月経っていませんが、みなさま、もう訪れてみましたか? 天下の森ビルが満を持して・・・の、巨大な再開発事業ですから、ホントに「街」がひとつできるみたいな感覚ですよね。

とはいえ数ヵ月前の私なら「へぇ、なんかすごいのができるんだ。落ち着いた頃にハイディ(犬)連れて散歩に行ってみるか」くらいにしか思っていませんでした。ま、他人事です。

でも今では「みなさま、どうぞ、

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記念日に『五代目 野田岩』の鰻重を所望する息子は正しかった。

記念日に『五代目 野田岩』の鰻重を所望する息子は正しかった。

一年前の春。中学生になる息子に「入学祝いにおいしいものを食べに行こう」と持ちかけた。彼の希望は「本当においしい鰻」だった。そういえば私も夫も「本当においしい鰻」って食べたことがない。名古屋のひつまぶしの名店には行ったことがあるけれど、元来、鰻といえば江戸前だ。

江戸前の老舗で「本当においしい鰻」を食べてみたい。
息子の希望にのっかる形で、家族三人、初『野田岩』と相成った。

ロブションより鰻!?

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アマムダコタンはなぜ「2時間待ち」なのか?

アマムダコタンはなぜ「2時間待ち」なのか?

福岡のベーカリーAMAM DACOTAN アマムダコタンが昨秋、表参道にやってきました。
イタリア・ローマ地方の伝統菓子Maritozzoが日本でここまで大流行するきっかけをつくったといわれる同店ですが、たとえマリトッツォのブームがなくとも、素敵すぎる内装やルックス抜群の多様なパンなど、徹底的に統一された世界観で根強いファンを持つ人気店です。

表参道店のオープン当初、たまたま近くを通りかかると、

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真夜中の代々木公園でソリ遊び。人生初の雪に狂喜乱舞する愛犬と。

真夜中の代々木公園でソリ遊び。人生初の雪に狂喜乱舞する愛犬と。

青森に住む叔父やスキーに行って車で帰宅する友達からのLINE、信州に移住した友人のSNSなんかを見ると、「すごい積雪!大変そう・・・・・・でもうらやましい」と思わずにはいられない、雪に憧れる東京都民です。

そんな東京にも数年に一度は雪が積もります。今年は1月6日にその時が訪れました。降り始めたときは、冬休み中だった息子と窓の外を眺めながら、「けっこう降ってるね」「でも予想では積もりにくい雪らしい

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創業220年。浅草「駒形どぜう」を、今こそ食べに行こう

創業220年。浅草「駒形どぜう」を、今こそ食べに行こう

1801年、徳川11代将軍・家斉公の時代に創業した「駒形どぜう」にどぜう鍋を食べに行きました。江戸を代表する庶民の味は、長い年月を経た店の雰囲気と相まって、なんだかしみじみ感動させてくれました。

いざ220年の老舗へ。おすすめは1階の入れ込み座敷駒形どぜうに初めて行ったのは数年前の義父の誕生日。茅ヶ崎に住む義父に「じぃじ、誕生日に何が食べたい?」と聞いたら、「そうだねぇ、駒形のどじょうはもう1回

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激ムズ漢字「ビャンビャン麺」、食べに行ってわかったガチ中華の奥深さ

激ムズ漢字「ビャンビャン麺」、食べに行ってわかったガチ中華の奥深さ

中国一画数が多い「ビャン」という漢字が息子の中で一時期大流行していたのをきっかけに、神保町までビャンビャン麵を食べに行き、本格中華の奥深さに感動したお話です。

中国一画数が多い「びゃん」の正体は、幅広の麺息子が5年生だった一昨年、小学校の友達の間で「ビャン」という漢字を流行らせていた。自分からあーだこーだするタイプではないので、よほどみんなに広めたかったのだろう。

「ママ、書ける?」と聞かれた

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バスマティライスを買いに新大久保まで。-パラッパラ炒飯レシピ付き-

バスマティライスを買いに新大久保まで。-パラッパラ炒飯レシピ付き-

コリアンタウンだけじゃない! 「イスラム横丁」の魅力新大久保といえばコリアンタウン。韓流好きな若者たちで賑わいを見せ、食のトレンドも次から次へと誕生。「数ヶ月前に流行ってたチーズびよ〜んってアレはもう終わったの!?」なんて驚きつつ、「いつ行っても活性してんなぁ〜」とちょっと感動します。

でもじつは、新大久保の真の魅力はほかにあります。

東南アジアやインド・パキスタン辺りの食材、調味料、米、スパ

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「日本最古の駄菓子屋」〜鬼子母神の上川口屋へ〜

「日本最古の駄菓子屋」〜鬼子母神の上川口屋へ〜

東京都心を走るチンチン電車「都電荒川線」に乗って大学が北区西ヶ原にあったので、私が住んでいた下宿(内科医の老夫婦が大家さんで、ホントに”下宿”って感じのところ)の最寄り駅は都電荒川線の「西ヶ原」でした。

ド田舎から上京したてで初めて住んだのが西ヶ原だったわけで、クルマだらけの東京都心を器用に走りまわる路面電車を見て、「広島電鉄みたいだなぁ。こんなのが東京を走ってるとは!」と驚いたものです。

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鎌倉・建長寺でご利益ハイキング。245段の階段をのぼると絶景が待っていた!

鎌倉・建長寺でご利益ハイキング。245段の階段をのぼると絶景が待っていた!

建長寺発祥の「けんちん汁」を堪能→いざ腹ごなし建長寺(正式名称=「巨福山建長興国禅寺 こふくさんけんちょうこうこくぜんじ」)は鎌倉五山の第一位の臨済宗建長寺派の大本山。鎌倉幕府五代執権北条時頼が建立した、わが国初の禅宗専門寺院です。

アクセスは、北鎌倉駅から歩いて15分くらい。北鎌倉といえば素敵な古民家カフェ「喫茶ミンカ」でランチしたり(カレーがおいしい♡)、大好きなコーヒー屋さん石かわ珈琲で石

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建長寺で生まれた「けんちん汁」が心底おいしくて感動します〜鎌倉・点心庵レポート〜

建長寺で生まれた「けんちん汁」が心底おいしくて感動します〜鎌倉・点心庵レポート〜

人生で最もおいしいけんちん汁は、建長寺門前にあった。
にんじん、大根、ごぼう、豆腐などをごま油で炒め、昆布や椎茸のダシを加えて煮込み、醤油で味付けするけんちん汁。これまでは「どっちかっていうと地味〜で淡泊な味よね」という印象しかなく、「だったら豚肉たっぷりの豚汁のほうが好き♡」とか思っていました。

完全に、けんちん汁の奥深さと魅力を見誤っていました。
本当のけんちん汁は、地味どころか滋味に富んで

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大根で浄化!? 浅草のパワースポットへ

大根で浄化!? 浅草のパワースポットへ

旅のルートを決めるとき、みなさんどうしてますか?
「とりあえず行ってみる」派? 「事前に調べてルートを決めておく」派?

私は断然、後者。ご近所なら何度でも行けばいいのでテキトーですが、「わざわざ行く場所」は、海外でも国内でも、行きたいスポット、店、飲食店のリストをつくり、Google Mapでルートも調べておきます。それだけやっておいても、「こんな場所もあったんだ!」と現地で知る出会いは多いです

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