外国語をしゃべるとき、人格まで変わる。の背景にはいろいろあるよね 212/360
2言語以上しゃべれる人が
母語以外の言葉でしゃべると
「人格が変わる」
かのようにすら見えてしまうという件。
(ワダシノブさんの記事から引用)
話す言語によって、キャラ変わるって話。あと、母語でない言葉で喋っている人は、感情表現が乏しく冷たく聞こえがちらしいです。
確かに私のイタリア人の友達、「メッセージが短すぎ」「電話してこない」「何考えてるかわかんないけど、漫画みてやっと面白こと考えてるなってわかる。」「漫画翻訳しろ」って言ってくるんです。
そう、日本語以外での言語の表現が拙い。。。
このハナシ、本当にしゃべりだすと止まらなくなりますよね。
能力や習熟度の違い
多分、根本の部分で
■母語で表現できるレンジ
感情のこもり具合
■第2+ (外国) 言語だと
そもそも能力が低くて言いたいことも言えてない
モチ、感情も込められてない
という、
初歩的な「能力・習熟度の差」に起因する部分は大きいでしょうし
他の言葉には訳せないニュアンスって存在する?
そこにさらに
■翻訳不可能性、つまり
言語が違うとそもそも「世界観」みたいなものが違ってて
翻訳できるとは限らない
という「言語のユニークさ・文化」案件とか
よろしくおねがいします。
いただきます。ごちそうさま。
おつかれさまです。
・・あたりはなかなか英語にしにくいというのは有名ですよね
あと、敬語とか。
言語以外の要因も沢山ある
政治的社会的背景として
■母語は「母」「家族」とのコミュニケーションに使った
■第2言語以降は
-支配者の言語だった (例:侵略された国の住民とか)
-勉学・ビジネス・出世などを志向して身に付けた武器だった
-嫁ぎ先の言語だった (人身御供や政略結婚)
-恋愛を大きな契機として身に付けた
など、いろんな場合があってそれぞれに複雑な要素が入り乱れそう
だから、ワダシノブさんみたいにラジオでさらっとしゃべるのに
とても適している話題・・とりとめもなくなりがち・・
ちゃんとまとめようとしても
バタコの頭ではまとめられません~
例えば、田舎の女子が、他国の都会に出てきて就職した。
みたいな場合は、
■母語Aで話すときは、因習たっぷりの地元で育った屈折した人格
■外国語Bで話すときは、フェミニストで理智的でデキるオンナ
みたいに人格が変わる (ように見える) のって
まぁ割と当然かも。
それを言語AやBそのものの性質に起因するとするかどうか?
みたいなの、議論は尽きないよね。
子どもの頃に話していた言葉を大人になってからは使わないでいると
いつまでたってもその言語で話すと
「コドモみたいな話し方」になる、と言うのも割とありそう。
バタコの場合は・・英語の方が理路整然
ただ、自分の例を挙げておくと
バタコの場合は、そもそも
■みんなが盛り上がってる場では黙っているタイプの人間
で
自分のことをいざ語りだそうとすると
こんがらがってうまく話せない (日本語)
というような困ったヒトなので
(ツッコミ:まさに、アンタの書いてるnoteの記事そのままやんな~)
英語であえて話すときは
とっても整理された理路整然とした部分だけをとりだして
発言しているせいもあり
英語で話す方がめちゃくちゃ理路整然としゃべれる気がするのです!
(多分ネイティブが聴いてれば破綻してるのかも・・)
マルチリンガルはいつ始まったのか。「ウチ」と「外」
さらに
「マルチリンガル」のより奥深い部分に分け入ると
バタコは、鹿児島県の出身ですが
■母 鹿児島県の田舎育ち
一瞬だけ東京で就職したことがある
■父 熊本県育ちだけど
両親は他県出身者で多分家庭の言語は
「標準語」に近かったと予想
な両親のもとに生まれ
かなり早い段階から
「内輪の言葉、ばーちゃんが話してるコトバ、
さつま訛り」
と
「おすまし・よそ行きの言葉、NHKニュースのコトバ」
みたいなものをかなり意識して育っておりまして
既に、英語なんかを勉強する前からすでに
2つ以上の文化を行き来してたという気はする。
「それをマルチリンガル・マルチカルチュラルと呼ぶなら私だってマルチだ」
っておっしゃる読者は多いのではと予想しています。
なんか、高校時代だったかに読んだ評論で
昔、明治のオジサンたちが
外では洋装(背広)で
帰宅すると和装に着替えてくつろいだ
あたりから
「外」と「ウチ」
「フォーマル」と「インフォーマル」
みたいな二重構造を、呼吸するように使い分けて
生きている国民なんだ、日本人は!
みたいなことが書かれていて
(イマドキ和装で落ち着くヒトはかなり少ないから
その意味でぐるっと巡って
二重生活にはケリがついたのかもしれないけど)
その辺からすでにマルチな構造は
始まっているのかもしれないですよね。
もっといろんな事例が知りたいです
色んな事例を集めてみたくなる案件です。(結論、なし・・)
最後まで読んでいただいてありがとうございます!