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スタートアップといわずとも、メンツが能力をかけ合わせて何かコトを起こすということ

コワーキングの最も重要な役割について

今日、Facebookにチラっと書いたことを、ちょっとあらためて。というのも、この記事を読んで「お、それはいいな」と思ったんですが…

…思ったんですが、よく考えたら、ぼくらがコワーキングでちょいちょいやってるような、接点ある人たち、要するに特定の分野の能力ある人たちに声をかけてアイデアの共有からはじまって、プロジェクトチームを作って徐々にビジネスを起ち上げるプロセスと、そう変わりませんよね、これ。

役割分担してうまく行ったら、チームを会社化して株を分け合うから、結局同じことかと。まあ、そのスケールの大きい小さいは別として、の話ですけど。

役割分担して、お互いに能力のレベルが判って、加えて価値観とか人格とか個性とか人となりとか気心が知れて、じゃ、これ俺たちのビジネスにしようぜ、というノリはコワーキングでは十分あり得ることですし、実際、カフーツでも過去に何組かが会社を作っています。会社でなければならない、ということはないんですけど、まあ、ひとつのプロセスとして。

で、専門職の能力(リソース)を掛け合わせて、ビジネスとしてうまくロンチしそうならファンドもついて、場合によってはロンチする前にファンドがついて、スタートアップとして成長していくというのをシステムとしてサポートしてるのがスタートアップ・スタジオですね。

そのリソースてのは、こんな事できる人のことですけど、

・ビジネス開発
・ソフト・ハードウェアに関するエンジニアリング
・UI/UXのデザイン
・プロダクトデザイン
・PR、マーケティング
・人材獲得のためのリクルーティング
・ファイナンス
・法務

こういう能力のある人たちをスタジオ側がお膳立てするんですよね。でもって、そのコストをスタジオが負担してくれるって言うんですから、そりゃ助かります。

スタートアップ・スタジオについてはもう1年半も前ですけど、ここに書いてるので参照願うとしまして(すみません、長いです)、

で、さっきの記事のようにスタートアップとかイキらずに、リソースの集まるところでチームを組んで、思いついたアイデアを具現化してビジネスをはじめる、ということは何も東京でなくともローカルでも十分できるわけです。

世の中、ようやくリモートワークやパラレルワークが理解されるようになってきて、デキる人はあえて東京に集結せずとも、自分の居たいところ、暮らしたいところにいながらにして、その能力を遺憾なく発揮できる、そういうフェーズにとうの昔に入ってるわけで、その中に、フラッと地元のコワーキングにやってきて、たまたまそこにいる人と意気投合して、「あ、じゃ、ぼく、それ、やりますよ」なんて人がいたりすると、オモシロイことが動き始めるわけです。

しかも、「あー待てよ、ここんとこ、いま、岡山にいる彼が最適だな」とか「そういえばエストニアのあいつがうってつけかも」というように、全員が同じところに物理的にいなくとも、世界中のどこにいようともビジネスやるチームはちゃんと編成できて、実際に回せるわけです。

でもって、もしかしたらそれが化けて結果的にとんでもないファンドがついて、あれまあというぐらいスケールする(要するに大成功する)ことも、今の時代、大いにあり得ます。ということは、そんなことはどこででも起こり得る、ということですね。

一方、そんなスケールすることを目的としなくとも、地元、ローカルに役に立つビジネスというゴールもあるわけで、むしろ、そこにやり甲斐を感じてカツドウする人もいる、そういうのもローカルならではではないかと考えます。

とか言ってたら、こんな記事が。

要点をひとことに約めると、

(もはや)コワーキングはコミュニティを作るだけではなくて、世界に新しい変化を起こそうとする社会起業家やイノベーターを育成したり、地域の課題解決に情熱を燃やす活動家やNPOの拠点となっている。

てことです。

つまり、コワーキングにただ集まってワイワイやるだけではなく、そのスキームをうまく利用してこれまでにない新しい価値を生み出すという目的は同じでも、グローバルなそれとローカルなそれがあり、コワーキングはその両方の拠点となる、ということです。
 
これ、ぼくがいつもプレゼンで言ってることと同じですが、ローカルコミュニティとして成り立つコワーキングにとって、とても重要なことです。ただ、作業場として場所を提供するだけでコミュニティにすらなりえていないコワーキングはもとより論外ですが、ぼくはそのグローバルとローカルのふたつを交差させることで新しい価値を生むのが真のコワーキングだと考えています。

でも、そのためには仲間が必要です。メンツです。

なので、コワーキングのコミュニティ・マネージャー、というか、オペレーター、というか、コーディネーター、ま、なんでもいいですけど、人と人をつなぐ役割の人ってめちゃくちゃ重要な職務であるわけで、いま、海外ではそのポジションにある人材確保が急務になっているのが、その証拠です。

聞くところによると、ついにはコワーキング・オペレーティング会社がホテルに買収される事態にまでなってきています。時給数百円で大学生に受け付けさせてる日本では、まだ、全然、そういう認識はありませんけれど、世界ではすでにそっちに動いています。

当たり前ですよね。これからはオフィスではなくて、Flexible Workspaceで仕事するのが当たり前になっていくわけで、それを見越してそういう環境に必要な人材を追い求めてるわけですが、それはまた別の機会に書きます。

仲間、メンツが能力をかけ合わせてコトを起こす、それがローカルに、あるいはグローバルに価値を与える。それがビジネスであろうがなかろうが、その行為自体がコワーキングの最も重要な役割だとぼくは思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事は、ブログジェリーVol.91で書きました。

次回は、8月21日(水)19時からです。ぜひ、ご参加ください。

Photo by Priscilla Du Preez on Unsplash

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コワーキング・プロデューサー。メディア企画、執筆、翻訳、編集。Webビジネス・コンサルタント。経産省認可法人「コワーキング協同組合」代表理事。「カフーツ〜コワーキング@神戸〜」主宰。目下のテーマは、グローバルなビジネス・リレーションシップを構築するコワーケーションの啓発と普及。
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