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【2日目:本村・美術館エリア】直島旅行記


はじめに

2日目の投稿が遅くなり申し訳ありません。

本記事は2024/03/15~2024/03/17の直島旅行2日目となります。
1日目と記事と合わせて読んで頂ければと思います。

2日目の日程

2日目の日程は以下の通りでした。

  8:30 みなとや旅館チェックアウト
  9:10 ベネッセハウスへ荷物を送る@宮浦港
  9:30 レンタサイクルを借りて山奥のアート鑑賞
 10:00 家プロジェクト・ANDO MUSEUM
 13:00 地中美術館・李禹煥美術館・ヴァレーギャラリー
-------------------------本記事はここまで--------------------
 15:00 ベネッセハウスチェックイン
 16:00 ベネッセハウス・ミュージアムツアー
 20:00 ベネッセハウス・パークアートツアー
 20:30 夕食@テラスレストラン

朝食~ベネッセハウスへ荷物発送

 2日目の朝は7:30に朝食を取りました。(時間は調整可のようです)
 メニューは以下の通りです。
 ・ご飯 ※セルフサービスでお代わり自由
 ・味噌汁
 ・焼き鮭
 ・ご飯のお供たち(納豆・味付海苔・生卵・明太子)
  
 その後、お風呂をお借りしシャワーを浴び、9:10宮浦港発のバスに間に合うよう8:30にチェックアウトしました。

 9時頃にベネッセハウス宿泊者専用バスが来るので運転手さんに部屋番号を伝え荷物を預けました。
 ※この際に自分が宿泊するエリアが記載されたタグを貰えるので鞄に付けておきましょう(ミュージアムやヴァレーギャラリーへ入館する際や宿泊者専用バスに乗車する際に提示する必要があります)

「もうひとつの再生」

 家プロジェクト開館が10時からなので、1日目の島1周の際に行きそびれたアートを観に行くことにしました。

レンタサイクル

前日の激坂を受けて2日目は電動自転車をレンタルしました。

ふうちゃん  電動自転車:1500円/1day

 海の駅「なおしま」の道路を挟んで向かい側にあり、中々インパクトのある外見をしています。
 調べてみると、直島・男木島・女木島が舞台のモチーフとなったKeyの『Summer Pockets』を推しているお店のようです。
 返却時に店内の写真を撮らせていただいた際にお手製の聖地巡礼MAPを頂きました。
(Keyはリトバスを履修済みでしたが、サマポケは履修しておらず、リサーチ不足でした…)

「もうひとつの再生」

「もうひとつの再⽣ 2005−N」三島 喜美代

 「もうひとつの再⽣」は地中美術館から徒歩10分(宮浦港から電動自転車で15分)の所にあります。 

 この巨大なゴミ箱は鉄と溶融スラグで作られており、精錬とリサイクルを行う島北部の工業地帯と「アートの島」を象徴する南部を繋ぐアートのようです。

 道路を挟んで反対側にオオシマザクラが130本格子状に植えられた「桜の迷宮」があるのですが、3月中旬でまだ枯桜でした。残念。

家プロジェクト・ANDO MUSEUM

 10時前になったので本村エリアへ向かいました。

家プロジェクト案内図

 まずは本村ラウンジ&アーカイブへ向かい、鑑賞チケットを購入しました。その際に時間指定制の「南寺」の整理券も頂きました。
(10時ちょうどにチケットを購入し、10:15の回の整理券を貰ったので移動時間も含めてちょうど良かったです)

 ※2024/10/01よりオンラインチケットが導入され、価格や共通券の対象施設に変更があるようなので要注意です。

本記事では個人的にイチオシの2施設を紹介したいと思います。

「南寺」

ジェームズ・タレル 「Backside of the Moon」
建築設計:安藤忠雄

 「南寺」は光と知覚を題材とした作品を制作するジェームズ・タレルによって制作された施設です。

 いわゆる「暗順応」を利用したもので、最初壁伝いでしか移動できないほど真っ暗闇な空間に10分ほど身を置くと徐々に目が慣れてきて目の前にぼんやりとした光の輪郭が浮かんでくるといった作品となります。
 自身で「体験」する作品となるので直島に行った際にはぜひ鑑賞してみてください。

「護王神社」

杉本博司 「Appropriate Proportion」

 「護王神社」は本村エリア中心部から少し離れたところにあります。
(「南寺」脇の八幡神社経由で行くのがおすすめです)

 地上部の「拝殿」と地下部の「石室」に分かれており、「石室」はガラス階段から差し込む光によって神秘的な空間となっています。

ANDO・MUSEUM

ANDO MUSEUM 入口

 ANDO MUSEUMは「南寺」近くにあり、外見は築100年の古民家を残しつつ、内部はコンクリート打ちっぱなしの安藤忠雄建築な美術館となります。
(個人的には「南寺」→「ANDO MUSEUM」→「護王神社」の順で巡ると無駄なく移動できるのでお勧めです)
※家プロジェクトとは別料金となります。

ANDO MUSEUM 内部

 展示内容は以下の通りです。

  • 「精錬所の島」から「アートの島」になるまでの直島の歴史

  • 島にある安藤忠雄建築の紹介とスケッチ、模型

 主要美術館は午後に巡るスケジュールを組んでいたので事前に建物の背景を知ることができ、テンションがあがりました。


地中美術館・李禹煥美術館・ヴァレーギャラリー

 家プロジェクト鑑賞後、一度宮浦港まで戻り自転車を返却し、バスで地中美術館へ向かいました。
(宿泊者専用バスだと宮浦港から1本で行けるので便利です)

地中美術館

地中美術館 入口
※館内は撮影禁止

 地中美術館は文字通り建物の大部分が地下にあるのが特徴で、安藤忠雄建築・自然光・作品を「空間」として鑑賞できる美術館です。
 本記事ではイチオシ2作品を紹介します。

クロード・モネ「睡蓮」
 地中美術館の主要作品で、モネ最晩年の「睡蓮」5作品が展示されています。真っ白い正方形の部屋の各面に作品が展示されており、吸い込まれるように見入ってしまいました。

ジェームズ・タレル「オープンスカイ」
 光と空間を得意とするタレルの作品で、鑑賞室の天井が四角に切り取られており、「直島の空」を鑑賞する作品となります。天気もよく20分ほどぼんやり空を眺めていました。

昼食は館内の「地中カフェ」で食べました。

スモークサーモンのオープンサンドとせとぽんソーダ
(カフェ内は撮影可)

 特に瀬戸内海産の柑橘をりんご酢・蜂蜜・生姜で漬けた「せとぽん」はイチオシです。
(帰宅後通販でシロップを買おうと調べたところ自家製とのことで販売しておらずショックでした…)

李禹煥美術館

李禹煥美術館 入口前
※館内撮影禁止

 李禹煥美術館は現代美術の「もの派」を主導した李禹煥の作品を展示しており、その中でも自然石を素材とする「関係項」シリーズが多く収蔵されていました。
(入口が分からず少し迷いました…※上記画像の左奥)

ヴァレーギャラリー

 ヴァレーギャラリーは李禹煥美術館と道路を挟んで反対側にあるギャラリーで、2022年にオープンした比較的新しめの施設となります。
※ベネッセハウス・ミュージアムの鑑賞料金に含まれているので、ベネッセハウス宿泊予定の方はチェックイン後または荷物を預けた際に貰えるタグ提示で無料で鑑賞できます。

 ギャラリー内には草間彌生「ナルシスの庭」と小沢剛「スラグブッダ88 -豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏」が展示されています。

草間彌生「ナルシスの庭」1966/2022年

 ヴァレーギャラリー鑑賞後、15時を過ぎていたので、本日の宿であるベネッセハウス・ミュージアムへ向かいました。(徒歩5分程度)


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