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卒業生からのメッセージと金谷が想うところ

【なぜ、あなたの仕事は終わらないのか】

昨日、去年の夏、かばん持ちをしてくれていた
富山大の子から久々にメッセージが届いた。

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金谷さん、
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

っていう本読みました??

Windows95の開発担当者が書いた本なんですけど、

仕事の進め方が、金谷さんそのものでしたw

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その本は言われてチラッと見ただけだし(著者のご友人の方、いらしたら申し訳ございません)、
文字が細かそうで読めなかったけど(笑)(これまた申し訳ございません)、
卒業していった教え子が元気に頑張っているのは教育に携わる者の喜びに尽きる。

背景

彼は高校時代はバスケの強豪校でインターハイに出ていて、
初めて出会ったのは僕が大学でさせてもらっている授業を聞いてくれていたところから。

次の日の、行政でのIT教育政策立案に関する講演に付いてくるというので、
じゃあ、かばん持ちね、ということで、就任。


さすがの体育会出身、服装も礼儀も完璧。
午前中の筋トレが業務より優先、というLXDESIGNの文化のひとつも彼の影響である。
高校の部活動向けのITサポートも彼の母校愛から始まり、形になったことの一つ。
今では他の高校にも広がり、富山県内の複数の高校でnoteの書き方、WEBサイトの立ち上げなど、情報発信を支援している。
富山ゼミも始まりたてだったのが懐かしい。

振り返り

スタートアップらしく形にならないこともうまくいかないことも多く、
僕も会社も節々は間違いだらけな中で、
いつも前を向いて一緒に走ってくれた彼には感謝している。
彼の元チームメイトが今、うちの制作チームで活躍してくれていたり、
広がるご縁にいつも感動する。

当時はテレビ局との案件も始まる前だったし、
進路相談プラットフォームを活用した高校向けのキャリア教育のサービスもトライアルを進めているところだった。
射水市の小学校でのスマート農業の研究授業も彼の体力に助けてもらった。
もし仮に、今の富山県内のIT教育にその研究授業が寄与しているとすれば、彼の存在によるところは大きい。

地元ならではの"恩送り"

地元が同じというだけ、と言えば、確かにそれだけなのだが、
自分が先輩たちにしてもらった分を"恩送り"したくなる。
ともすれば、本人からすると、なんで会ったばかりの何もしていない自分に、
この人はこんなに色々向き合ってくるのか?
というのは甚だ疑問だったかもしれないが、
それはまちがいなく、地元の先輩たちが僕に数え切れないほどの学びをくれて、育ててくださったからだ。

教育のポリシー

学校の先生は、自分がいないと学級は成り立たない、
子どもたちはいつまでも自分のクラスの可愛い子、
と思いたがるが、それは完全に間違っている。
教育の目的は自立。
教員としていちばん大事なのは黒子に徹すること、と
高校時代に教員になろうかなと思った時に聞いた際に
教えてくれたのは僕の父だが、教員時代も今もそれを地で信じている。

という理想論はあるものの、大事な僕の教え子に変わりはない、
筋肉と素直さを存分に発揮し、活躍する彼をこれからも応援しています。

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