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なぜ、"2個作って1個を残した"のか?

こんばんは、LX DESIGNの金谷です。
廃校でのスツール作りワークショップを開催してまいりました。
KILTA富山の山崎さん、小池木材の皆様、NPOこばの平沢様、皆様、本当にありがとうございました。
教室にスツールが入って、とっても可愛いくなりました。
『子どもたちとの過ごし方に新しい選択肢になった』
『普段は触れられないプロや技、道具に子どもたちが触れることができた』
『(親子)3人で(今日のように)なにかを作ったのはいつぶりか分からない、いいお休みの日になった』
など、嬉しい声にたくさん出会えました。

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僕たちにとっては、"新しい校舎作り"を舞台に、これまで富山になかった"デジタル×家具づくり"という新しい学びをみんなと分かち合うことができました。

さて、今日の本題はこちら。
なぜ、STOOL FOR TWO、"2個作って1個を残す"のがテーマだったのか?
それにより、今度、また遊びに来てくれた時に、「あの時、僕が作ったスツールが残ってるよ」とか、「今も大事に使ってくれてるかな」とか、いろんな形で思い出してくれる。
オーナーシップのおすそ分けが起きるのがこの仕組みだと思います。

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僕たちは学校の関係人口を創出するエコシステム作りを通じて、学校業界にいい人が流れ込む仕組みを作ることを目指していますが、これは"これまで関わってなかった人たち"だけでなく、今、まさに"教育を受けている人たち"にいかに継続的に関わってもらうか、ということにも及んでいます。

学問的に考えると、生産消費者という生産=消費者(プロシューマー)。未来学者アルビン・トフラーが1980年に発表した著書『第三の波』の中で示した概念で、生産者 (producer) と消費者 (consumer) とを組み合わせた造語であるが、影響を受ける側が影響を与える側にもなっていく時代になる、という話をしています。

つまり、僕たちは、目の前の子どもたちに向き合いながら、その次の世代のためにいかに価値あるコミュニティを作ることができるか、そういうチャレンジだと改めて今日、感じることができました。

これから、
・スツールからオフィステーブルやカウンターなどの家具
・家具以外のランタン・シーリングライト作り、フラワーアレンジメント
・小学生から中学生、高校生、大学生
と今日の学びから縦、横、垂直に展開していきます。

テクノロジーとコミュニティの力で、
"廃校だった"場所が未来のシゴトやライフワークと最も繋がれる場所に。
LX DESIGNはこれからも場作りを進めてまいります。

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