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障害を言い訳にして挑戦しない自分からぬけだしたかったわたしと今のわたし

前田デザイン室38期生のカヌカンです。

まずわたくしカヌカンについてさらりと自己紹介を!

岩手県でWeb制作を生業としているWebデザイナー兼エンジニア。2020年9月から2021年3月までの半年間、双極性障害の症状悪化のため休職していた。

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わたしは2021年4月から「ぬけだ荘プロジェクト」に参加し、ぬけだし活動をしてきました。約4ヶ月のぬけだし活動の結果、「自分の障害(双極性障害)を受け入れて自分らしく生きようと決心」しました。

その決心にいたるまでの激動の4ヶ月と、ぬけだす為にやったことをご紹介しましょう…

■4月

前田デザイン室に入会し、ぬけだし活動をはじめました。

このときの自分は、ただひたすらに双極性障害をなかったことにしたかったのです。

そんな4月の活動報告はこちら👇

ポートフォリオサイトつくったり、ストレングスファインダー受けたり、仕事しながら頑張って活動してました。

■5月

5月上旬に婚約者の彼とともに新居に引っ越しました。実家からぬけだせて大喜びのわたしに、なんとうつの大波が襲ってきました。引っ越し鬱っていうらしいですね。仕事にも行けなくなり日々めそめそする毎日。それでも婚約者の存在がわたしの心の支えでした。寝て起きて寝るのに精一杯でぬけだし活動は一旦おやすみすることにしました。

■6月

心療内科の先生からまた休職するよう診断されました。期間は3ヶ月。毎日寝て起きて寝るたまに食べる生活を送っていました。「会社に行かなければいけない」という足かせが外れて、この頃は双極性障害に悩まされず自由気ままに過ごしていました。
「障害を言い訳にして挑戦しない自分からぬけだしたい」という目標自体に違和感を抱きはじめた時期でもあります。

■7月

忘れもしない7月8日夜7時30分。

「大切な話があるんだ」

そう言って婚約者が話し始めた内容は婚約破棄する、障害のある君をもう精神的に支えきれないという悲しいものでした。その日の夜に彼はマンションから出ていきました。ラヴ・イズ・オーヴァー状態。涙ってこんなに出るんだというくらいべしょべしょに泣きわめきながら実家に電話。私もその日のうちに実家に帰ることになりました。

それからというもの、大失恋のショックで泣くことしかできなくなったわたし。心のなかがぽっかりと空洞化してしまいどうしたらいいのかわからなくなってしまったのです。ずっと「死にたい」という言葉が頭のなかを占拠してました。

そんな私に、とある前田デザイン室メンバーからこんな言葉をかけてもらいました。

「とにかく気が紛れることをしましょう。ひたすら時間を無駄に使ってくださいね。そして気が向いたら、髪を切るとか散歩するとか、自分のために時間を使ってください。元気になろうとしなくていいです。死ななければ上等です。とにかく無理だけはしないようにしてください。空洞を埋めようとしなくて大丈夫です。

この言葉がどれだけ響いたか。この日から休職中なのをいいことに、1日中YouTubeとNetflixを観る生活スタイルになりました。ぬけだし活動もしていませんでした。

■8月

8月もYouTubeとNetflix中心の生活を送っていました。
こうしている間にぬけだ荘の活動期間が終わってしまったのでした。

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「何もしてないじゃないか」そう言われるとそうなのかもしれません。ただ7月から8月の間で、私の双極性障害に対する意識が変わっていったのは確かです。

「生きているだけでいいじゃないか。双極性障害とは一生付き合うことになるけれど、そのせいでできなくなることはあるけれど、それはそれでいいじゃん。生きてるだけでいいんだから」

失ったものの代わりに得たものは、「自分の障害(双極性障害)を受け入れて自分らしく生きようという決心」でした。

なのでわたしのぬけだし度は…

ぬけだし結果報告バナー2

少しでも前向きに考えられるようになったので30%で!

このnoteを読んでくださったみなさん、ありがとうございました!
少しでも「生きてるだけでいいじゃん」って気持ちになっていただけたら嬉しいです!

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