おせち料理が好きなワケ

『おせち料理が好きなワケ』

おせち料理から感じる
ちょっと真面目な話。

…
おせち料理なんて 美味しくない。
私は 好きじゃない！
…
そんな考えが 一変したのは
祖父母が他界してからでした。

毎年 お正月になると 祖父母の家に親戚が集まって
食べるものが『おせち料理』だったから。
当たり前のことすぎて
その時は 気付くことが出来なかったけれど。
祖父母が他界すると
みんなで 集まる機会が減っていくんだよね。。。

多人数で囲んで食べた あの『おせち料理』が
私の『おせち料理』だったから。

あの『おせち料理』が
一生食べられないと思うと
とても恋しくて たまらないです。

買ってきたものでも。
手作りでも。
みんなで 食べている
その場の空気も一緒に 咀嚼してたから
あの『おせち料理』は 美味しかったんだよね。。。

大切なことに 気付く瞬間は
いつも 少し 遅れてやってくる。

当たり前だと思わない。を
心がけているのに。
忘れてしまったタイミングで
失うことが 多いよね。。。

父、母、私の3人で食べる おせち料理も
あと 何回？ 一緒に食べれるのかな と思うと。
ちょっと目頭が熱くなったりします。

歳のせいかもしれませんが
ご先祖様に感謝したり
お墓参りに行きたいと思うことも 多くなりました。

祖父母、叔母の お墓は他県にあるので
頻繁に 行くことは難しく
お仏壇も 私の家には ありません。

家にある 写真に向かって
手を合わせることしか出来ないけれど
毎日 リモートお墓参り？
今っぽい表現になってしまいますが
そう思うと こんな状況も悪くないと思える。

朝夕2回 リモートお墓参り。
あの世のに意識をとばします。

美味しいお菓子や、季節の果物。
おせち料理も ちゃんと写真の前にお供えします。
一緒に食べてる気分になれるから。

今日も、明日も、明後日も
一年中 ちゃんと手を合わせて 感謝して。
ありがとうございます！

ごちそうさまでした。