記事一覧
今も二十歳の君と part4
前回はここから
俺と望の共同生活は平穏そのものだった。
お互い人に言えないような事をしてはいたが
これといって目立ったトラブルもなく
強いて言うなら隣人が俺らの痴話喧嘩にうるさいと文句を言ってきてた事くらいだ。
そんな平穏な日々も長くは続かなかったがな。
今でも忘れもしないある満月の夜。
望が仕事が休みだって言うから寿司を食いに出掛けて
DVDを借りて家で映画鑑賞をしてた。
ドン
今も二十歳の君と part3
前回はここから
「お前いつ出て行くんだよ?いつまでも此処に居られたら迷惑だ」
そう突き放した俺に、望は貯金が貯まったら出ていくと言った。
家事や掃除には自信があるから、寝床だけ貸してくれ。
無邪気な顔でそんなことを言ってくる望に、どーやって稼ぐんだと聞いた。
知り合いの風俗店の店長が好条件で働かせてくれるらしい。
「結局身体か。ったく女ってやつは」
何故かムカついた。
「K君ありが