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[お笑い]劇場公演と単独LIVEの違い

お笑いを世に広めたいものとして、特に劇場には足を運んでほしいなというのは前に書いた通りではあるんですが、

劇場では、朝昼夜と開催され7,8組芸人がネタをしていく通常公演と通常公演外の枠でのイベント公演が開催されております。イベント公演枠の一番最たるものが単独公演となります。

単独公演の面白さ

もちろん単独で集客が可能と判断された芸人のみが選べれる名誉あるイベントのため、ある程度のキャリア、知名度をもった芸人が開催になります。約1時間半、企画演出その芸人のチームによるイベントのため色合いも展開も様々です。

アーティストのLIVEと一緒でその芸人のネタが好きで参戦すれば、その芸人の世界観で統一された空間になるので絶対に外しはしません。加えて、基本的にその芸人のファンしかいません。前の記事でも書きましたが、お笑いの劇場公演の醍醐味はその広すぎない空間で生まれる芸人とお客さんの一体感による爆発力。自分の語彙力の無さが悔やまれるレベルのあの感覚を趣味志向が同じファンで埋め尽くされた時のあの感覚は通常公演とはまた異彩を放つ空間で、失神ありえます。

おすすめの単独

かなり有名になった芸人でも年に一回の単独LIVEツアーは案外開催しております。さまぁーず、バカリズム、バナナマンらへんもしかり。ただし、やはりそのあたりは一瞬で完売、抽選系です。

では、どういう芸人の単独へ行けばいいのか。おすすめは「コント中心の芸人」です。今、東京で一番チケットがとりづらい倍率の芸人は東京03が筆頭なんですが、やはり1時間半、同じ芸人を見る以上コントは飽きさせません。漫才中心でもいろんなパターンの工夫はされるんですが、やはりコントはただ5,6本ネタで構成されるだけでも満足度が高いです。そういう意味では東京進出してきたかまいたち、毎年質の高い単独ツアーをしているさらば青春の光あたりはどなたでも笑えるのではないでしょうか。

玄人好みの単独の見方

ちょっとだけ玄人向けの単独の楽しみ方も。旬の若手芸人の単独ライブは結構春先から夏前にかけて集中します。なぜかというと秋から年末にかけて賞レースがかたまっているからです。つまり、単独で今年の勝負ネタを選定し、そこから劇場で磨きに磨く、このフローになっているんです。

単独LIVEだけはやたらアンケートが具体的な回答要求されるのもそれが理由です。ここで勝負ネタを決め、賞レースサイズに凝縮し、磨く。そのネタでキングオブコント、M-1グランプリに挑む。年末頃には、単独でやってたあのネタだ!あの部分が進化してる!こんな心境になれるわけです。

というわけでぜひ好きな芸人がいる方は単独LIVEも探してみてください!



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