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銭湯エピソード1/初めて「ととのう」やってみた

僕は長風呂が苦手です。家では大体シャワー、銭湯に行っても体を洗うのも含めて30分以内に出てくる。なんなら20分くらいで出て来る時もある。そうなるとお風呂に浸かっている時間は10分もない。いや5分くらいの時もある。

近年サウナブームというのが来てるらしい。
全国のサウナ愛好家達のことを通称サウナ―と呼ぶらしい。長風呂が苦手な僕は勿論サウナも苦手。ノットサウナー。サウナなんか冷やご飯をレンジでチンするぐらいの時間しか入れない。あっという間にホカホカになってサウナから出ちゃう。水風呂なんか入ろうと思ってもつま先を浸けるのが限界。周りの目もあるので「元々入ろうとしてなかったし」顔ですぐにその場を離れる。ぬるま湯のシャワー浴びて徐々に冷まして終わり。

劇場の芸人さんもサウナーが沢山いる。みんな何かと会話に「ととのう」ってのが出てくる。ととのう?ネットで調べてみると

「ととのう」というのは、サウナ→水風呂→休憩を3回ほどくりかえすことで訪れる快感、トランス状態のこと。マラソンで苦しい時期が続くと、突然ふっ…と身体が軽くなって気持ちよくなるタイミングが来るように、いわゆる「ランナーズハイ」のようなもの。それのサウナ版が「ととのう」

らしいです。他にも調べてみると「ととのう」というのは天国へ昇る気分頭がパッカーんとなる、無我の境地など。

いや、それほんまに大丈夫なんか?

体験して良いことなのか?ただその他にも

・疲れや肩こり・腰痛などが緩和される
・血圧が正常になる
・神経が鎮静される
・汗腺や皮脂腺が清潔になる

など良い事も勿論書いてある。良い事だらけじゃない。ってか単独で腰を痛めてしまってかなりの腰痛だから緩和されるのはありがたい。気を抜いたらパキーンって腰から砕け落ちそうになるくらいパキーン手前腰痛。

よし、一度「ととのう」を試してみよう!そして率直な感想を書いてみよう!まだととのった事のない方のために。もしサウナーの人が見てたらこんなやり方もあるよって教えて下さい。仕事終わり劇場に後輩のセンリーズのきたしろ(お洒落ランキング1位のセンスありメガネ少年の心保ち芸人)
が居たのでその話をしたところきたしろもサウナが苦手で水風呂も浸かったことがないと。僕と全く同じ条件。ただきたしろはサウナは興味がありサウナのドラマも観てたという。「ととのう」を挑戦したいとのことでなんばのスーパー銭湯へ。


まずは腹ごしらえ。土曜日の夜にしては空いてるなぁと思った。

きたしろは五割蕎麦。僕は茶蕎麦。なんとなくあっさりしたのを食べた方がいいだろうと。それぞれ580円。安い。そして美味い。量も適量。食べ過ぎも良くないだろうと腹八分目。水分は沢山摂るためにお水を多めに飲む。きたしろはポカリを。よし、いざ出陣!

脱衣場で二人ともスッポンポンになる。そう言えば学生の頃は銭湯で友達にチ○チ○を見せるのを恥ずかしがっていたなぁ。すっかり大人になってなんの抵抗もない。なんの抵抗もなくチ○チンを見せてるYouTube動画もあるのでよかったら見て下さい。

動画を観たお客さんに「他の方はチンチン見せる前に状態を確認するのに井尻さんは気にせずチンチンを出してたのが潔かったです」という恥ずかし過ぎる褒め言葉を頂きました。良かったら観て下さい。

話は戻り、まずは大浴場のシャワーで体を洗う。

井尻「もうちょっと体寒ない?」
きたしろ「寒いですよね?水風呂絶対無理や」

という会話をしてました。二人ともサウナも苦手だが特に水風呂の冷たさに怯えていました。髪と体を清め、まず体を温めるためにお風呂へ浸かる。

井尻「まだちょっと体寒ない?」
きたしろ「寒いです。水風呂絶対無理や」

うん、絶対無理や。お風呂に浸かってもまだ体寒い。そら無理や。でもサウナを頑張ってみよう。水風呂は絶対無理やけど。

ネットで見たところ「ととのう」とは

サウナ(5分〜10分)→水風呂(30秒〜1分)→外気浴(5分〜10分)×3セット

個人差あるけどざっくりとこんな感じ。きたしろも観てたドラマはこんな流れだったらしい。ある程度お風呂で体を温めて二人でいざサウナへGO!と思ったらサウナが凄く混んでる。パンパン。こんなにサウナって人気なんだな。少し待って二人ともサウナへ。えぇ、予想通りサウナは

無茶苦茶熱い。暑いというより熱い。

前の方しか空いてなくてなんか熱気が出てくるところの前。二人とも時計を見ずに感覚で行こうとなりサウナで我慢。元々サウナの時計の見方も分からないから見ても一緒なのだけど。サウナの中にあるテレビから流れてくるニュースを観ながら待つ。一人だとすぐにサウナから出るけど今日は後輩がいる手前そんな簡単には出れない。めちゃくちゃ我慢する。あかん、やばい

井尻「‥きたしろ今どんな感じ?(小声)」
きたしろ「思ってたよりいけますねぇ(小声)」

いけんのかい。

サウナ同じ弱さちゃうんかい。耐えに耐えて、あかん限界ってなってサウナから出る。二人とも声を揃えて

「熱ぅぅぅ!!」

水風呂行く前にかけ湯で汗を流す。すると、

きたしろ「多分僕ら10分ぐらい居ましたよ」

えっ?そうなん?10分行けたんや。世間からするとそんな大した事ではないのかも知れないが、冷やご飯レンチン男からすれば快挙だった。そして水風呂へ。怖がって一度でも足を止めてしまうともう水風呂に入れないと思い前にいたきたしろの両肩を掴んで二両編成の列車でそのまま水風呂へ突入!二人とも声を揃えて

「つうぅぅぅ。。(冷たー!って言うてるつもり)」


胸の辺りまで浸かり冷たさが針でチクチクと刺してくる感じ。痛みに近いピリピリとした感覚が足にくる。

きたしろ「井尻さん!両手を上げて下さい!なんかその方がいいらしいです!」
井尻「う、うん!」

理由はちゃんと聞かなかったが二人で同じ手すりの銀の鉄の棒を握りしめる。運動会でやった棒倒しを思い出した。30秒くらいするとあっ、慣れた!と思った。横のきたしろは無茶苦茶震えた。1分が経ち二人とも上がる。寒いのは寒い。けど

きたしろ「あれ?なんか体に膜張ってる感じする!見えへん膜!」

ちょっとわかる。なんか不思議と見えないコーティングされた感じはあった。そのまま外気浴をするために露天風呂へ。扉を開けるとテルマエロマエの世界ぐらい人が溢れていた。「ととのう」ために来てる人が多いからサウナと露天に人が集まるんだなと思った。寒さがおさまりポカポカまではいかないけど、体がポカ〜っとしてきた。サウナにどんなけ入ってからでも水風呂は冷たいことに変わりはないことはわかった。ただ、サウナに長く居ることで水風呂への気合いを溜めてる感じがした。

きたしろ「さっき水風呂の時背中押してくれてありがとうございました!あのおかげで水風呂入れました!2セット目行きましょう!」

すまんな、怖かったから後輩を先に行かせただけなんや。盾にしてもうたんや。すまん。もう一回サウナに行くのは辛かったけどここでは辞められへん。2セット目へ。


2セット目のサウナがキツかった。

きたしろも熱そうで8分くらいで出た。かけ湯して水風呂へ。二回目の水風呂は慣れるかなと思ってたけど率直な感想は

ちゃんと一回目ぐらい冷たい。


めちゃくちゃ冷たい。ただ水風呂は入った瞬間は冷たいけど入ってしまうと一回目よりはすぐに慣れた。きたしろは震えてた。外気浴へ。なんかスッキリしてる感覚はわかる。ただ頭パッカーんはまだない。ただ腰痛がマシになってた。頭パッカーんはないけど腰パキーンもない。水風呂に意識が行き過ぎて腰痛を忘れてる可能性もあるが腰の痛みが和らいでる。では3セット目へ。


3セット目のサウナは慣れてきた。

余裕ではないけど1.2セット目よりかは慣れてる。10分入って出た。かけ湯をして水風呂へ。率直な感想は

やっぱ一回目ぐらい冷たい。


入った瞬間の冷たさは毎度変わらない。ただ三回目だから気持ちが楽。入れんことは無いってのは知ってるから。また二人で手すりを握り締めて1分我慢。外気浴へ。頭パッカーんはないけど一瞬フラッとした。これは単純に軽い立ちくらみだ。体はスッキリして元気。ちょい無敵感。マリオのスターを取った感じ。けどちっちゃいスター。ちょい無敵感なので。頭パッカーんや天国や無我の境地まではいかなかったけど

すんごく気持ち良かった。


「ととのう」流れをやったおかげで他のお風呂に浸かってても長湯出来たし外気浴も楽しかった。気付けば2時間ぐらいお風呂にいた。いつもより1時間半は長く楽しめた!腰痛も来た時より気にならない!

ロビーの休めるところでアイスを買う。僕はチョコミント一択。きたしろも「僕もチョコミントー!」と少年のような真っ直ぐさで同じものを選択。

初めての「ととのう」をチャレンジした日でした。改めて「ととのう」の感想は

頭パッカーんはならんかったけどすんごく気持ち良かった!


です!多分頭パッカーんになるにはもっとサウナの時間を長くするのかセット数を増やすのかわかりませんが別の方法があるかも知れませんね!皆さんの経験談やnoteの感想をコメントでお待ちしてます!

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